2002.10.5 緒方恵美ヒストリー

緒方恵美さんは、6月6日、東京都で生まれました。
幼いころの緒方さんは、ピアノとバレエと日舞と体操と水泳を習いつつ、
塾にも通うという、典型的な都会っ子。身体を動かすことは好きでしたが、
勉強は嫌いで、家では全然やらなかったそうです。
子供のころになりたかった職業は、『数学か地学の先生』。
理数系の学科が好きで、子供に接する職業に就きたかったという緒方さんは、
教師になる夢を持っていました。

そんな緒方さんでしたが、 小学校6年生の時の学芸会で、
芝居の面白さに触れると、その夢は一転。
高校在学中にタレント養成所に通学を始め、演劇の道を志すようになります。
そして、専門学校在学中に、商業演劇・ミュージカルに出演。卒業後、
当時の人気小劇団ネヴァーランド・ミュージカル・コミュニティに劇団員として
参加し、ミュージカルになどに出演、舞台を中心に活躍していくのでした。

しかしそのさなか、緒方さんは腰をいためてしまいます。
『ミュージカルを続けるのは辛いな』と思っていた緒方さんが、
劇団が解散してから、いろいろなスタッフに勧められて入ったのが、
声の世界でした。
舞台で度々男役や少年役をやることがあった緒方さんは、
幽遊白書の蔵馬役で声優デビューし大ブレイク。
いきなりその人気を不動のものにすると、
美少女戦士セーラームーンのセーラーウラヌス(天王はるか)役、
新世紀エヴァンゲリオンの碇シンジ役、
SAMURAI DEEPER KYOの真田幸村役
などヒット作品に出演。
また、ラジオパーソナリティとしても緒方さんはその才能を発揮し、
特に、その下ネタのインパクトが、いまだに語り草となる伝説の番組
緒方恵美の銀河にほえろ!は、今でも「復活してほしいアニラジ」第1位に
輝き続けています。


また、ミュージカル時代に鍛えた歌唱力、豊かな表現力を生かし、
音楽活動も展開。シンガーソングライターとして、ライブ活動にも積極的に
取り組んでおられます。

「座右の銘」は、『快食・快眠・快便』。
気分転換には、『リラックスできるものを、その時の心や身体や空き時間状況
などによってセレクトし、状況が許すなら、行き先を決めずにふらりとでる
長期のひとり旅がしたい。』 という緒方さん。

緒方さん、こらからもその飾らない生き方で、
多くの人々に支持される素敵なアニキでいてください。


(取材・構成:西原)