2002.12.14 山口勝平ヒストリー

山口勝平さんは、1965年5月23日、福岡県で生まれました。
福岡市博多区の櫛田(くしだ)神社の近くで育った、
生粋の博多っ子の勝平さんは、芝居にあこがれ、19歳の時に上京します。
博多弁の訛(なまり)を取るという目的で、アナウンス系の学校に通った
勝平さんは、その後『劇団21世紀FOX』に入団。
役者として、演技を磨く毎日を送りました。

そんなある日、ある録音監督さんが、舞台で演じる勝平さんの姿を目撃します。
「教室では私語は禁止されています」という、たった一言だけの芝居でしたが、
録音監督さんに声優としての可能性を見出された勝平さんは、
声優の世界へ進むことになるのでした。

声優デビューは1988年、どんどんドメルとロンの船員A役。
そして89年には、高橋留美子原作らんま1/2の早乙女乱馬役で、
勝平さんは大ブレイク!
その後は、
魔女の宅急便・トンボ役
アルスラーン戦記・アルスラーン役
KO世紀ビースト三獣士・ワン・ダバダ役
ジャイアントロボ・草間大作役
ご近所物語・山口ツトム役
ワンピース・ウソップ役
犬夜叉・犬夜叉役
アソボット戦記五九・五九役
など様々な役を演じ、現在は『少年役といえば勝平さん』という地位を
完全に確立されています。

ところで、勝平さんを語る上で忘れてはならないキーワードといえば、
『甘えん坊将軍』!
声優界一といわれるその『甘えん坊』ぶりは、女性ファンの母性本能を
強烈に刺激!デビューから年月が経った今も、多くのファンの心を掴んで
離しません。本人曰く、『先輩には弱いが後輩には強い』のだとか。
しかし、そんな勝平さんですが、お芝居に掛ける意気込みはすばらしく、
その姿勢はまさに役者の鏡。
役者として大事なことは『感じる心』。
これからの目標として、『年齢とともにキャラクターが増えていくように、
もっともっと役の幅を広げたい』と語る勝平さん。
声優業界の『甘えん坊将軍』は、実は自分に厳しく、役者としての向上心を
常に忘れない人なのです。

勝平さん、これからも様々な作品で、様々な少年を演じ続けてください。
そして、もっともっと私達に甘えちゃってください!







(取材・構成:西原)