2003.2.15 紅い眼鏡 ストーリー

 20世紀の終わりごろ、凶悪犯罪に対抗するために
警視庁が結成した特捜班、通称『ケルベロス』。
特捜強化服と重火器で武装した彼らは
都市犯罪に対して、果敢な捜査を展開するが、
行き過ぎた捜査活動に世の中の非難が集中し、
部隊は解体を余儀なくされる。
しかし、彼らの一部が武装解除を拒否。
「ケルベロス騒乱」と呼ばれる事件が起こるのだった。
そして、当局による弾圧により、事件の決起者が逮捕されたのだが、
たったひとり、強化服とともに国外に逃亡を果たした男がいた。
それは、『ケルベロス』部隊で
「地獄の三人組」の一人として犯罪者を震え上がらせた男、
都々目(とどめ)紅一(こういち)だった。








(取材・構成:大村)