2003.5.3 山本正之ヒストリー

    山本正之さんは、1951年7月11日、
愛知県に生まれました。

子供のころからすでに『歌手』になりたかったという山本さん。
音楽に興味をもつようになったきっかけは
5歳でピアノを習い始めたことで、
フォスターの『草競馬』という曲に影響を受けたそうです。

小さい頃から音楽に触れ続けていた山本さんに
転機が訪れたのは、
ラジオ番組に応募した中日ドラゴンズの応援歌が採用されたこと。
これを機に、作詞・作曲家としてデビュー。
現在も球団歌として使われている『燃えよドラゴンズ』は
40万枚を超える大ヒットを記録しました。

 その後、さまざまなジャンルのタレントに
曲を提供していた山本さんは、
‘75年、『タイムボカン』の主題歌で、
歌手としてデビューします。

 『タイムボカンシリーズ』では、
主題歌やBGMのほとんどを手がけ、
そのなじみやすいメロディは子供たちの間で大流行したのでした。

タイムボカンシリーズの他に、
「銀河旋風ブライガー」
「UFO戦士ダイアポロン」
「黄金戦士ゴールドライタン」
「おじゃまんが山田くん」
「究極超人あ〜る」

 など、多数のアニメの主題歌や音楽を手がけました。

 ミュージシャンとして、
オリジナルアルバムの発売や精力的にコンサートを行なうほか、
劇団「山本正之プレゼンツ」では劇作家・舞台演出家として活躍、
作家として空想冒険小説を出版するなど、
音楽だけにとどまらない多才振りを発揮しています。

 座右の銘は「あの空の あのキラキラは 私たちのいまだろう」

 21世紀、山本正之ワールドはさらなる進化を遂げ、
新たな才能を光り輝かせることでしょう。
これからも山本さんから、目が離せません。




(取材・構成:大村)