第74回2月28日放送 ゲスト:有限会社たけもと農場 代表取締役 竹本彰吾さん2021/03/07 07:00

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今朝のゲストは有限会社たけもと農場の代表取締役、竹本彰吾さん。石川県で代々続く農家の若き10代目!オンラインをつないでのご出演です。
「おはようございます」と現れた竹本さん、農場のロゴ入りの青いTシャツ姿で、背景も青!お父さんからたけもと農場の代表を受け継いだ時に、イメージカラーを「青」に決めたのだそうです。その理由は「家の歴史は長いけれど、いつまでも青臭くいきたいから」。そう語る笑顔もフレッシュ!で、まさにイメージカラー通りの印象です。
まだ30代後半という若き竹本さんですが、県内の農家90軒ほどが集まってみんなで学び合う場を設けているアグリファンド石川の会長、そして20~30代の若手農家団体である全国農業青年クラブ連絡協議会の顧問(一昨年までは会長)も務めていらっしゃいます。「すごいですね」と感心する根本さんに「結構プレッシャーを感じている」と言いつつ、NOと言わない男なのです。「声がかかれば、『はい』か『yes』で答えます」(笑)。
竹本さんが歴史ある農家を継ぐことを正式に決意したのは高校三年生の夏。バスケットボール部の最後の大会が終ったタイミングで、お父さんから「ちょっと話がある」と仏間に呼ばれ、そこで最初にどーんと出てきたのが帯のついたままの札束だというから驚きです。世間では儲からないと言われている農家だけど、「もらっとるものは、もらっとる」と。そして、「たけもと農場には1000人のお客様、100人以上の地主さん、さらに農協さんやお金を貸してくれる金融機関、農家仲間もまわりにおる」と、話が始まりました。「みんなから少しずつ期待と注目をもらっていて、それが大事な仕事のやりがいだ」と話は続き、「将来、大学を出て就職するときに、お給料がいくら、休日がどれくらい、それも大事やけど、ちょっとずつでも期待や注目が集まるような仕事を選びなさい」と。(「素晴らしい言葉」に根本さんも感動...)「これは父からのプレゼンだ」と「ピン!」と来た竹本少年(当時高校三年生!)は、その場で「僕が継ぎます」と即答したのだそうです。
そして、大学卒業後に本格的に農家として米作りを行います。「一年かけて育てていくというプロセスを経験してやりがいを感じた」という竹本さんの農業への想い、これからやりたいことなどは来週たっぷり伺います!

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