第90回6月20日放送 ゲスト:農業生産法人 有限会社柑香園代表 児玉典男さん2021/06/27 07:00

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今朝のゲストは観音山フルーツガーデンを運営する農業生産法人、有限会社柑香園代表の児玉典男(こだま・ふみお)さん。和歌山県紀の川市で明治44年に初代が開墾してみかんを植えたのが始まり。それから110年。典男さんは5代目当主です。

紀の川市は、児玉さんいわく「中途半端な気候のおかげで」他には例がないほどたくさんの種類のフルーツが栽培できるそうなんです。観音山フルーツガーデンでもみかんを始め、様々な柑橘類、もも、ぶどう、びわにいちじく......フルーツ好きにとっては夢のようなラインナップです。「しかも、おいしいものができるんですわ」と児玉さん。なんて素敵な紀の川市!地図で見てみると、大阪と和歌山の府県境の和歌山側という立地です。観音山というのは「観音さんが横になった姿」に似ていることからつけられた通称で、いわゆる里山だと教えていただきました。
創業110年という歴史を背負った5代目ですが、プレッシャーなどは「感じたことない」と笑う児玉さん。というのも「何でも新しいものが好きで、守っていきたいという気持ちはない」からだそうです。そんな児玉さんが始めた「新しいこと」とは?
一つ目は、25年前から始めたというインターネット販売。これには根本さんもびっくり!「え?25年前??」当時はまだネット販売をやっている人はほとんどいませんでしたよね。平成8年にHPから初めてネット経由で入った第一回注文のことはすごく嬉しかったので今でも忘れられないそうです。今では日本全国のみならず海外からもバンバン注文が入るようになりました。二つ目は、新しい品種の栽培をどんどん増やしていったこと。だからこその充実のラインナップなんですね!三つ目は3年前から取り組んでいるフルーツパーラー。「現場の農家の目利きで選んだパフェに合うフルーツで作ったフルーツパフェ」がメニューの中心。年内には東京への出店計画もあり、全国で8~9店舗になるようです。(すごく楽しみですね!)児玉さんと話していると「ワクワクしてきます!」と言う根本さんの言葉にうなづきながら、「お客様にワクワク感をご提供したい」と答える児玉さん。
美味しいフルーツをめぐるワクワク話、続きは来週です!

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