第93回7月11日放送 ゲスト:カゴメ株式会社 野菜事業部 フィールドグループ課長 久保克己さん②2021/07/18 07:00

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今朝も先週に引き続きカゴメ株式会社 野菜事業部 フィールドグループ課長の久保克己さんとオンラインをつないでお話を伺いました。

入社以来、加工原料調達業務ひとすじに26年という久保さんに、まずは「加工用トマト」と「生食用トマト」の栽培方法の違いを教えていただきました。
最も大きな違いは、生食用トマトが支柱を立てて栽培するスタイルであるのに対し、加工用は無支柱であるということ。また、加工用はハウス栽培ではなくて、すべてが露地栽培です。つまり、栽培時期は7月から9月中旬頃まで。この短い期間で、一年分の原材料をすべて収穫するわけです。
となると...、根本さんが気になったのはお天気のこと。「この期間の天気がとても重要になってきますよね」。まさに、その通りで、去年は7月に雨が多くてトマトの調達に大変苦労されたそうです。トマトの糖度には日照時間が大きく影響するので、雨が多いとカゴメの糖度基準を満たすことが難しくなってしまうという問題もあります。
だけど、今年は「順調です」と、ニッコリ笑顔の久保さん。生育がとてもよくて、一安心だということです。「よかった~!!」

7月16日(金)17時半からオンラインで開催される『加工用トマト機械収穫契約栽培セミナー』(参加無料)では高齢化や人手不足の解決策にもなる「機械収穫」についてのお話しを中心に、新規の契約農家さんによる事例紹介、加工用トマトの需要をめぐる背景のお話など、興味深いプログラムが用意されています。トマト農家さん同士の横のつながりも生まれそうで、仲間づくりのきっかけにもできそうです。

「セミナーを通じて新しい仲間をどんどん増やして、一緒にトマトをつくっていきたい」という久保さん。その想いを「私も毎朝のトマトジュースで受け止めます!」と高らかに嬉しそうに宣言する根本さんでした。(笑)

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