第99回8月29日放送 ゲスト:JA東京むさし代表 岡田啓太さん2021/09/05 07:00

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今週も農家さんのおうちを訪ねました。三鷹市北野からお届けします。住宅街を抜けてたどりついた場所には、入り口にバラのアーチが!その脇に広がるのは、どうやらブルーベリー畑。都内なのに、高原の避暑地みたいな雰囲気!思わず足取りも軽くなる、ワクワク気分の根本さんです。
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今回スタジオを飛び出して会いに来たのは、東京の農業をPRする広報大使を務めていらっしゃるJA東京むさし代表の岡田啓太さん。「体格もやさしさもヘビー級」というキャッチフレーズそのものの、大きくてやさしくてあったかい笑顔に、みんなほっこり。今年の2月にスタジオでお会いして以来の再会です。敷地内のログハウスで、朝採り野菜を前におしゃべりが弾みます。
「敷地内に、ログハウス!バラのアーチやブルーベリー畑に栗の木、畑もあってハウスもあって...都内にしてはかなり大規模ですよね?」と驚く根本さん。結婚を機に奥さまのご実家である農家に入ったという岡田さんは「私も最初は驚きました!」と、ニッコリ。それまではサラリーマンだった岡田さんですが、今では農家である岡田ファミリーの一員として頼もしい戦力として作業に励む毎日。
このログハウスは、「農家は365日出かけられないから時間を忘れてゆっくりできる場所があった方がいい」というお父様のお考えで作られたものだそうです。「だから、時計がないんです」という徹底ぶり。テーブルでは焼き肉もできるのだそうです。

農家の毎日は「天候や状況が日々変化する」から、「勉強しながら、考えながら、みんなで工夫をしています」という岡田さん。こうやって農業が続けられてきたことを知り、自分自身も学び続けなければならないと真剣な目で語ったくださいました。「先輩方がいるから、今がある」ということを実感。また、地元の若い農家仲間さんたちがあたたかく迎え入れて支えとなってくれていることにも感謝でいっぱいです。
東京農業の広報大使になったことで、メディアからの引き合いも多く、たくさんのテレビや雑誌にも登場。「東京で農業をやっている」ことをこれからもどんどんPRしながら、つくる野菜などを通じて地域のみなさんのおいしい食卓への貢献を続けます。近隣4カ所の無人直売所の野菜は毎日大好評ということです。(ご近所の方がうらやましい...)
とれたて野菜は、味噌などをつけてそのままかぶりついて本来の味を楽しむのもおすすめとか。特に秋頃から出回る「かぶ」は瑞々しくて甘味があって、生でもとってもおいしいそうです。来週は、夏の終わりの畑をご案内いただきます。

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