那須にも「なすひかり」や「なすそだち」などのブランド米がありますが、稲作には、那須の自然と大きくかかわっています。
那須は、いまでこそお米の産地ですが、その昔は不毛の地でした。
那須山を頂きとして、大きく広がる自然の高原台地「那須野が原」は扇状地のため、水の便が悪かったのです。
「お米が作れるようにしたい!」と願いう農民たちは、那珂川や箒川から用水を引いて、那須野が原を農地へと開拓していったのです。
それが「那須疏水」です。福島の安積疎水、滋賀京都の琵琶湖疏水とならんで、日本三大疎水の一つとも言われているほど、日本の代表的な疎水です。
実際に、明治時代の人たちの努力によって「那須疏水」がつくられ、那須野が原を農地に作り変えて行きました。そんな先人たちの努力もあって、現在では、那須地域は、関東でもおいしいお米の生産地となりました。
まもなく新米の季節です。ぜひ、那須のお米を召し上がってみてください。
『関東農産』では、安心・安全な農作物の栽培には欠かせない「土づくり」のために、汚泥や焼却灰を原料に使用せず、「米ぬか」や「おから」など、良質な天然資材だけを使った有機肥料を開発・製造しています。
これまでも、これからも美味しい農作物のために農家さんを応援します。
『関東農産』について詳しくは、公式ウェブサイトをご覧ください。
画像提供・拝借
【なかじましんや 土曜の穴】2017年8月12日 13:05