4月7日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
dancyu編集長の 植野広生さん。
♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪
植野さんの、よりおいしく味わうための
独自の食べ方や
よく利用するオススメのお店などを
教えていただきました。
■ 食いしん坊の方へ提案 ■
「男子厨房に入らず」ではなく
「男子も厨房に入ろう」という想いを
誌名にしたdancyu――。
読者である「食いしん坊」に向けて
単に情報を発信するのではなく、
「こういうお店に行くと、こんな
楽しいこと/おいしいことがあると
提案したい」と語る植野編集長。
また、インターネットで
(たとえば)【銀座 寿司】と検索すると
数百万件のページがヒットする
情報社会の中で
紙の出版物の利点も指摘。
(植野)「『dancyu』の提案に
のっとった店が出てくるので
そこをパッと見ていただける
ということはありますね」
■ お店探しの方法 ■
dancyu紹介するお店を探す際は
候補リストを作成後、
実際に編集部のスタッフが
読者の代表として「お客さん」として
食べに行くそうです。
(植野)「うちの読者――
食いしん坊にとって
どんなおいしい思いができたか
どんな楽しい思いができたか、
読者の代わりに
体験してくるので
それによって、この回の特集の
テーマに合うお店はどれか、
という
判断をするようにしています」
(中島)「身を呈して
作っている雑誌と・・・」
(植野)「身と胃を呈して、ですね」
いいお店を見分ける判断材料は
「よさそうな感じという雰囲気」
「家族で経営しているお店」
そして
「お客さんの顔を見ると
いいお店かどうかわかる」とのこと。
(植野)「お店の人とお客さんとが
空気感を作っていくので、
味とかサービスとかも
そうなんですけど、やっぱり
空気感だと思うんですよね」
たとえば居酒屋で
お客さんが楽しそうに飲んでいれば
いいお店。
中の様子をのぞけない場合も
店を出るお客さんの様子/表情などを
見て、判断できるそうです。
■ より美味しく味わう食べ方 ■
同じ料理でも、人より美味しく味わう
独自の食べ方を実践している植野さん。
■「ナポリタン」の場合・・・
粉チーズ/タバスコを
フォークにかけてから口に運ぶ。
麺に直接かけると口に入れた際、
その味に支配されてしまいます。
しかし、フォークにかけることで
まずナポリタン――、
次にチーズ/タバスコの香りが
味わえるのだそうです。
■「天ぷら」を塩でいただく場合
塩に天ぷらをつけて口に入れると
舌の上に塩がついてしまうため、
天ぷらの上に塩をふって食べるる。
(植野)「上あごのほうから塩味がフッと
来るような感じで食べると、
違ってくるんです」
(中島)「『つけるといい』というものを
先に口につけない工夫をする
ということですね」
ただし、基本的に最初は何もつけずに
食べるのがオススメだそうです。
■ よく利用するお店 ■
「そんな秘密をバラすんですか?」
この日の番組にとって"命"ともいえる
情報として、植野
オススメ店を教えていただきました。
■築地市場の中華料理「やじ満」
昭和23年創業の老舗「やじ満(ま)」は
植野さんが10年以上通っているお店。
手作りジャンボ焼売が名物で
植野さんは「タンメン」と「焼売」を
注文するのが定番。
(植野)「普通に素晴らしい美味しさって
あると思うんです。
普通なんですけど、
ちゃんとしてるんですよ。
だから飽きないんですよね」
■浅草の「グリルグランド」
ハンバーグ、ビーフシチュー、ピラフ
など、どれもおいしく、
とくに肉料理がオススメとのこと。
自分へのご褒美としても
利用価値があるそうです。
(植野)「素敵な洋食屋さんで、
ちょっと高いんですけど
高いだけの価値があるというか
何でもおいしいんですよ」
■門前仲町の立ち飲み屋「ニューカヤバ」
手作り惣菜がおいしく、
壁際に並んだ自販機から
日本酒や焼酎が出てくる
(コップで受ける)のが特徴的。
焼き鳥は、自分で焼くそうです。
千円で相当酔える安さも魅力。
※女性だけでの入店はできないそうです
(植野)「手作り惣菜、酒の自販機、
自分で焼くというのも
面白いんですけど、
それらを含めて
50何年やってるからこその
雰囲気というか、
お客さんも含めて、
雰囲気を守ろうという
愛にあふれてる感じが
世界一だと思いますね」
■ 『dancyu 2018年5月号』 ■
■第一特集:旨い料理、しみる酒、弾む笑顔
美味下町。
■第二特集:海のパスタと
山のパスタ クッキング
(プレジデント社/880円/2018年4月6日発売)
雑誌『dancyu』公式サイトは こちら
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