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  第336回文化放送番組審議会は、平成19年3月27日に行われ、議題として「武田 鉄矢・今朝の三枚おろし」を審議し、各委員から次の様な意見が出されました。

○文化放送とローカル局でこの番組に対する対応の仕方が違う。全国のブログに「三枚おろし」の 話題が入っているのは、いかにこの番組が全国的に聴かれているかという事だ。生ラジオやイン ターネットラジオだけでなく、コラムラジオみたいな形を局がサポートすれば面白いラジオになる。

○話がスムーズに出る余り、自分で話の方向性を見失う傾向が時々出る。方言交じりのユーモラ スな語り口で、退屈でも刺激的でもないトーク内容が、13年も続いた理由の1つだ。神原さんは、 武田さんのトークに弾みをつける絡み方で、丁度いい按配だ。前回の内容を言ってもらえるので、 非常に聴き易い。最後のまな板を叩く音は、「今朝の三枚おろし」のイメージに合っている。

○隣の犬の話だけで5日間持たせるのは、武田さんならではの話術だ。しっかり話を聴か せる、漫談の喋り芸みたいなものが少なくなってきているので、是非ラジオで頑張って 欲しい。情報に振り回されず、ばかばかしいけど面白い話は、多くの人の心をつかむ。

○興味を持ったものに自分がなり切るという素直な迫り方をするので、親しみが持ててし かも生き生きとした話題が作れる。初めて聴くと一体何の話をしているのか分からない ので、週が替わる場合は、説明をもう少しきちんとした方がいい。

○最初はいろいろなコマーシャルが入るので何だろうと思うが、武田さんの声が出た瞬間 すっとその世界に入れるのは声と話術のなせる業で、こういう人はそうめったにはいな い。「金八先生」の"ちょっと教えてやるよ"みたいなものが強く出ると、ううんという 感じがあるが、1人語りになると、とても気持ち良く楽しい番組だ。

○昭和の活弁 徳川夢声は、恐らく今で言えば武田さんみたいな人なんだろうと思う。神 原さんは、感嘆詞だけで長い言葉はほとんど発っしてないが、講談の張扇みたいなもの で、盛り上げに非常に効果がある。「街の声」はちょっとちぐはぐで、何故これを前枠と して置いているのかがよく分からない。

○犬を連れながらの散歩であれだけの題材を作れるのはすごいと思う。いろいろな事を広 げながら聴くのがラジオの楽しい所で、武田さんは改めて話し上手だと感じた。1回分 10分を一週分まとめて1つの番組にするとすごい聴取率を取れるのではないか。

○光景が浮かび想像力、意欲を掻き立てるような話し振りで、本当にラジオをよく知って いると思う。冒頭の「街の声」は、取って付けたような感じがする。トントントンとい う音は主婦を魅了し、生活に根付いた印象で、制作者の演出の意図を実感させる。

○1回で録った1週間分を5回に分けて出すと、日がたっていく間に起こってくる変化 が後の方に取り込まれるという生きている部分が出ない。犬と武田鉄矢という人との 関係だけでなく、隣家との人間関係が非常に気になる。

第336回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・寺尾睦男委員・白井勝也委員
四方洋委員・松尾羊一委員・弘兼憲史委員・松永真理委員・荒川洋治委員
文化放送番組審議会事務局

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