文化放送HPへ 番組審議会
  第339回文化放送番組審議会は、平成19年6月26日に行われ、議題として「久保 純子のライオンミュージックサタデー」を審議し、各委員から次の様な意見が出されました。

○癖のない語りで、妙な演出もなく聴きやすい。スポンサーは、局から勧められたからというのではなくて、納得のいく番組であれば提供を継続する。番組名にライオンの名前が入っていると広告イメージがアップするので、「トップの天気予報」等、商品名を絡ませたコーナーを作りたい。ラジオは店頭でコマーシャルを放送する様な付帯サービス等地道な広告が出来る。事前に選曲名等が分かるため、それに合ったものや天気に時を得たコマーシャルを入れることができる。

○ライオンのCMはラジオCMとして非常によくできている。土曜日という休みの日の午前中に聴くには、非常に良い番組だ。久保純子さんというパーソナリティの特徴は、ゆったりしていて上品で、話にとげがなく強い主張をしないがやや付和雷同的だ。1人喋りはよほどの人でないと難しく、彼女も台本を読んでいる感じが少しある。今週のテーマのリクエストと数年前の同じ月の「あのときランキング」が混同するので整理して頂きたい。

○最後にクボジュンさんが言う"シーユー"が本当に清々しくて、この番組を一言で表現している。全てにおいてひけらかすこともなく、オーバープレゼンテーションにならないこの番組の特徴が提供スポンサーのライオンの清潔感と一致している。リクエストメールを読む時は、アナウンサー本来の力量を発揮しても良い。自分の経験した事をあそこまでひけらかさないのは、本当に良い知性だ。

○聴取している層とリクエストする音楽にこだわっている層と、ややずれがあるのではないか。リクエストのランキングと1997年のチャートのランキングの両方あるのがむしろ情報として面白く聴けた。書いた原稿を読むのは大変心地良く聴けるが、感想を述べる所が余りにも素直というか、調子を合わせているだけだ。彼女が勝手な事を言う所を作ってあげて、これまでのクボジュンのイメージを破るような所が出ると良い。

○健康的で清潔感に溢れ、透明感のある聴き良い言葉で作られている。5位から1位まで上がっていく間に「あのときランキング」があるという構成も非常に良い。これくらいのスローなペース配分でのベスト10なりベスト5なりというのは非常に聴きやすい。全体的には非常にいい感じがしたが、言葉がちょっとNHK的というか優等生的で、もう少しバリエーションを持った方がいい。この番組を盛り上げていくためには、久保純子さんのカラーを様子を見ながら出していくということが必要。

○休日の朝にふさわしい爽やかな声で非常にゆったり感があるが、喋り出すとBGMが刻み出してやや落ち着かない感じがする。ベスト5がリクエスト数で決まるのか、基準がいま1つ不明で不親切だ。5位の後に来週のテーマを言うと流れをそぐような感じがするので、あそこで来週の事は言わない方がいい。家族の事等を自由に喋れるコーナーを作ってあげると、家族という提供社のキーワードと結び付いてくる。

○共通する歌をワン・テーマにしぼりこみ、リクエスト曲を紹介しながら、自身の思いを綴りベスト5を選ぶという構成は、ラジオ音楽の番組定型として昔も今も親しまれている。久保純子の当番組も知的な感性とユーモアと同時代性をさりげなくつつみこむ番組だ。フリー後、いかにもNHK育ちの品の良さが孤立し、ざっぱくな民放環境ではやや戸惑いの感がなくもないが、ラジオでは安定している。父の日の話題の処理が芸能情報風で、父不在の今の日本の歌事情にも触れて欲しかた。

○ 良くも悪しくもさらりとした番組で、1時間肩に力を入れることもなく聴けた。彼女は絶対に悪い事をするはずがないという信頼感でライオンの番組をやっているが、いずれ38歳、40歳になった時に、このままでいいのかというテーマは残る。彼女自身の言葉で感想を自由に述べるというふうに成長していくと、クボジュンさんの魅力が増す。スポンサーが一つだと聴いている者に居心地の良い時間を与えてくれる。メールアドレスとFAX番号の案内が早口なので、もうちょっとゆっくりして頂きたい。

○ 爽やかさとか感じの良さというふうな印象を受けたのは、中が非常にさらさらと気持ち良く流れていたからではないか。年齢が、数えから満に変わった時の話題は何かもうちょっと突っ込んだ、引っ掛かりのある語りが入ってくると、聴いている印象がもうちょっと濃くなる。少し夕闇が迫ってきて、そろそろ帰らなくちゃという、名残惜しいという所がもうちょっと出てくると、その底にしっとりとした印象が残って、それが聴く者の中に積み上げられていく。

第339回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・寺尾睦男委員・白井勝也委員
四方洋委員・松尾羊一委員・弘兼憲史委員・松永真理委員・荒川洋治委員
文化放送番組審議会事務局


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