文化放送HPへ 番組審議会
  第342回文化放送番組審議会は、平成19年10月23日に行われ、議題として「大竹まこと ゴールデンラジオ!」を審議し、各委員から次の様な意見が出されました。

○大竹まことは大衆の代表者でずばっと質問するのが彼の良い所だ。だべるおばさん達の話は、生活者をテーマにしたという意味で導入部分の話としては面白い。今の時代当たる要素は、ジャニーズ・東宝・フジテレビとも言える。五木寛之の「人は生きているだけで値打ちがある」という言葉に感動した。

○ラジオで一人喋りの大竹さんは声のトーンが暗く、テレビとは違う訳だから芸風を変える必要がある。太田アナの立ち位置がはっきりしない。生ワイドでメリハリのあるコーナーを二時間半聴かせていくにはもう一工夫二工夫しないと難しい。山本モナみたいな人を入れてダブルメインにすれば中途半端な感じは消えるかもしれない。

○最初は大竹まことの「嫌われ者キャラ」がどうなるか心配だったが、慣れというのは恐ろしいもので今では毎日聴いている。パートナーが替わる事で曜日毎全くテイストの違う番組になっている。太田アナは中立的なスタンスでいい味を出している。「ちょっといい話」は大竹さんの意外と涙もろい所が出て好感が持てる。金曜日の「きたろう」のコーナーは何の役にも立たない話をだらだら続ける所が面白い。

○この番組は司会者が自説を述べるインタビューが骨格になっている。キムタクのコーナーで、ラジオで映画の細かなシーンを説明されても全く分からない。五木さんとの対談は大竹さんが作品をよく読んでいる所が出て、なぜいつも暗い表情をしているかの訳等もよく分かり成功している。山口さんがワインパーティに呼ばれていながら当日キャンセルされた話は、現役ならではの話題でそこそこ面白い。

○安倍内閣の予想が的確でいい所を突いていた。60年代文化を経験した人の、ちょいワルで、空気が読めるコーナーコーナーに編成感があって面白い。パートナーがアシストという感じだけでなくやりあっていて面白い。LFやTBSの番組より情報量・内容が多い感じがする。キムタクのコーナーは割と面白かった。大竹的危うさを含めてちょいワル性を大事にして行けば聞き物として面白くなる。

○山本モナさんの合いの手が短く軽妙なので大竹節がうまく回っていっている。大竹さんはあらゆるジャンルの人から聞きだせる稀有なインタビュアーだ。オープニングトークは長過ぎるので、ひとつのネタに絞って、当日のメニューがわかった後で大竹節を全開させるほうがいい。

○聴取者の便りの選び方にも神経がゆき届いており、ひとつの話をただの話としない感覚が演出、構成面で感じられる。五木さんとの談義は読者としての感想がよく生かされ、深く大事な所にふれている。この番組には、時代の、社会のなかで、意識的に生きようとする人達に向き合う姿勢がある。

○全体的には何の違和感もなく楽しくさらっと聴けた。コーナーの時刻案内がさらっとし過ぎて丁寧でない。この番組も時刻告知が少ない。最後に五木寛之さんの事を「五木ひろしさんの話も良かった」と失言したのは番組としても致命的な失態なので、翌日でもお詫びの訂正を行った方が良い。

○各委員の意見が非常に多面的で発言の密度が濃い番組はそれだけの事を何かやっているからだろう。パーティに呼んでおいていながら遠慮しろと言われ、編集長ともあろう人がそのまま引き下がるのは変な話だ。女性と男性の受け止め方に違いがあるのがどうしてかという事に興味がある。雑然とした番組の中に精気が流れ、単純でない部分に何か起こる可能性がある感じがする。

第342回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・寺尾睦男委員・白井勝也委員
四方洋委員・松尾羊一委員・弘兼憲史委員・松永真理委員・荒川洋治委員
文化放送番組審議会事務局


Copyrightc2007,Nippon Cultural Broadcasting Inc. All right reserved.
TOPに戻る 関連会社 個人情報 番組審議会 放送基準 採用情報 番組史 組織図 社長挨拶 会社概要 TOPに戻る お知らせ 文化放送HPへ