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  第343回文化放送番組審議会は、平成19年11月27日に行われ、議題として「田原総一朗 オフレコ!」を審議し、各委員から次の様な意見が出されました。

○この番組の良い点は、若い人達が社会問題を理解でき、世界のニュースにも興味を持ち、自分なりの解決策を考えてみる姿勢が持てる事だ。悪い点は一方的な見解を刷り込む可能性があり、反論の機会がない。一人喋りなので、吉田アナが突っ込んだり、Q&A方式にすると退屈しないかも知れない。

○9時台の頭に田原さんの番組をやる編成は将来的にはトライアルとして意味がある。日本の放送ジャーナリズムは長期展望の視点が欠けているという意見もあるが、この番組については環境問題等についても解りやすく語られている。田原さんは生番組でドキュメンタリーを作る、司会者というより優れたコーディネータだ。好きな歌を通したりして田原さんの人間性みたいなものをもっと出しても良い。

○田原さんが好きか嫌いかは真っ二つに分かれる。田原さんの新しい面を出すには、人生相談のコーナーを増やしてメインにした方が良い。老いて固有名詞が出ず絶句する様になると、テレビでの生の司会は厳しくなるので、ラジオでは質問コーナー中心の番組が良い。アシスタントの反応は大仰過ぎる。

○パソコンの歴史や温暖化の話題はよく整理されていて役立った。記事満載の新聞に比べて、田原さんは整理して話してくれるので聞き所はある。国際情勢、政治、医療社会保障、防衛等豊富だが、文化がない所が弱点で、広いところで人間を感じ取ったり、話をするスペースを取っておいた方が良い。

○「時間ですので来週にします」では生番組の良さが無くなるので、来週のテーマを先に決めて若い人達が質問し、それに真摯に答えていく形が良い。所々事実認識があやふやな所と、中途半端で一方的な言い方に不満が残った。吉田さんの質問に田原さんが答えていく形にしないと、今のままでは厳しい。

○タイトルを「オフレコ!」より「ドクヘン!」(独断と偏見)にした方が相応しい。現職の新聞記者が裏で現金を貰っているとか、安倍さんの環境提案をドイツのメルケル首相が横取りしたみたいな事を独断で断定的に言うのはおかしい。そこを相手の吉田アナが突っ込んだり、訊いたりする役目を果たした方が良い。

○ジャーナリストなのかキャスターなのかコメンテーターなのか分からず、人を切りまくるのがうまい人としか思えない。国民が選んだ国会議員を指差してあんた呼ばわりしている姿をテレビで見せられると、国会議員を偉い人だとは思わなくなり、日本の国はダメになる。テレビと違って喧嘩をする相手がいない訳だからラジオでの放送を勉強して欲しい。いい事をした人を誉める話を是非して欲しい。

○二人の声の音量はきちんと調整して欲しい。田原さんの言い間違いをすぐ訂正出来る様に吉田さんには基本的な情報を渡しておいた方が良い。吉田アナには話の流れの途中で、「田原さんはどうなんですか?」とか「どうしたらいいと思いますか?」みたいな質問をしてもらえば話がもっと膨らむ。

○こういう種類の硬い番組が一般の関心として取り上げる事は大変に意味があるし、テレビでは出来なくてもラジオで出来る事もある。生番組なので変なものが出てしまった時は、既定路線にとらわれずにそれにとことん付き合っていった方が聴いている人からすれば面白い。

第343回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・寺尾睦男委員・白井勝也委員
四方洋委員・松尾羊一委員・弘兼憲史委員・松永真理委員・荒川洋治委員
文化放送番組審議会事務局


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