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  第345回文化放送番組審議会は、平成20年2月26日に行われ、議題として「吉井歌奈子 ミュージックトリップ」を審議し、各委員から次の様な意見が出されました。

○気負いや気取り過ぎもなく、馴れ馴れしさもなく、リスナーとの距離感、間の取り方がすごく快適でした。
女性管理職の比率が多い企業の成長率は高いという時代なので文化放送ももう少し女性を引き付ける企画をこの春を期に増やして欲しい。一青窈さんとの対談は本当に素晴らしく、冬から春になる気持ちがすごくよく出ていた。

○全体的な印象は非常に聴き易い声で、好感の持てるトークでした。地図上での説明の仕方や都市の発音が聞き取れないなど、言葉のくっ付き具合が固い時がある。一人語りの部分は滑らかで、言い回しも上手で"日本人の感覚に誇りを持とう""空気が読める日本人"、この辺は生きた話題で非常に良い語りだったが、相手との対話がもう一つ苦手な様なので人とのやり取りや会話にもう少し深みが出るとよい。

○良くもなければ悪くもないという印象で、久保さんとみのさんの間で橋繋ぎみたいな番組と認定すれば、心地よく時間が流れていくと思う。対談とかインタビューの時は聞き手が一生懸命聞こうと思わないとトークが面白くなくなる。相手の話に相づちを打たなかったり、言い終わるのを待っていると微妙な間が出て、聴いている人間に不安感を与えるのでひたむきに相手の話に耳を傾けて、良い物を聴きだそうという姿勢をもう少し出して欲しい。

○局アナを育てて人気を出させるのではなく、東海テレビ出身の吉井さんを使う文化放送の編成の立ち位置がよく分からない。熊野古道を巡る歌や、性同一性障害の人たちの世界の歌を歌ったり、レコード大賞作詞賞や日本アカデミー賞新人賞を取っている音楽界では大変な才人である一青窈が出てくるのであればこの日は2時間を一青窈とは何者かに焦点を当てる特集にした方がよい。

○何となく聴いていると肩の凝らない番組だ。番組全体の企画・構成で、彼女が出ているという個性がなく、ラジオを毎週この時間に聴こうという何かがこの番組には欠けている。海外在住日本人との会話では、生活臭を引き出し、ラジオを聴いている人たちがアフリカへ行ってみたいと思えるように持って行って欲しい。語りが速いので、外国の曲名などは語尾を強く言ってもらわないと聞き取り難い。

○インタビューにもっと聞きたいというトークがなく、予め決められた構成に戻していくという感じがして聴いていてもどかしい。ゲストがすき焼きのタレを作るのが難しいと言った時に、簡単にスーパーに行って買ってきたらいいのではと言ったのは吉井さんの人間の浅さで、簡単にこういう事を言ってもらうと教育上も良くない。ベナンのコーナーは頭の中に風景のイメージを膨らませ、行った気分になるために、どれ位遠くて、どう乗り継いで行くのか、何時間位掛かるのかのデータは欲しい。

○一人喋りのパーソナリティとしては少しキャラが弱く、話が当たり前過ぎて面白味に欠ける。時々相手に対して失礼な言い方、人を怒らせるような発言がある。AMでクラシックを流す番組は少なく、貴重なコーナーだと思うのでもう少し長くしてほしい。土曜日のこの時間はこれからどこかへ出掛けようかという人が多いので、面白い解説を付けた映画コーナーとかイベント情報、美術館情報などを入れるとよい。

○大変好感度の高い女性だ。美術館にどういう物を展示しているかという事より、そこでタイアップ企画でどういうスイーツが出ているかというのが女性的視点というか女性が好む情報です。歌奈子のトークで"空気が読める日本人にもっと誇りを持とう"とか、ヨーロッパの洗い物事情等々これも女性ならではで面白く聴いた。選曲が2時間通して本当に良かった。私は捨て番組とは取っていず、逆に濃い物は前後の時間帯に任せて、彼女は彼女なりの淡々とした楽しみなパーソナリティになると思う。

第345回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
加藤タキ副委員長・寺尾睦男委員・白井勝也委員・四方洋委員
松尾羊一委員・弘兼憲史委員・松永真理委員・荒川洋治委員

文化放送番組審議会事務局



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