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  第347回文化放送番組審議会は、平成20年4月22日に行われ、議題として「幸田真音 It's Mine!」を審議し、各委員から次のような意見が出されました。

○幸田さんは作家または経済最前線の人という匂いはせず、おっとりした人という印象だ。対談相手によっては作家若しくは経済の知識を駆使した幸田さんの特色を出した方が良い。日銀総裁が財務省出身者でいいのか、どうあるべきかの意見をはっきり言って欲しい。

○ラジオの場合はゲストの選定や話題について旬なものに絞った方が良い。堺屋さんについては、過去の経歴や苦労話より現在の年金問題をどうすべきかや今の生活者について何が大切なのかを掘り下げて話をして欲しい。幸田さんの持っているモチーフをもっと出して頂きたい。

○考え方も柔軟で色々な分野に興味を持っている幸田さんの人柄が良く出た優しいトーク番組だ。終わり方が唐突なので次回についての振りがあるともっと聴き易くなる。金融業界の情報や現場で実務をした強みを打ち出した番組作りをすれば面白くなる。土曜日の朝7時にラジオを聴いているのは誰だろうと考えると、ゴルフに向かう人達が考えられるのでその人達向けにゴルフを絡めた経済トークを増やしてみてはどうか。

○作家のインタビュアとしては自分を前面に出す事なくうまく話を引き出しやっている。最近のキンキン声の人が多いなかでは落ち着いた喋りで、この番組はラジオ版「正論」に当たると思うが、聴取率をどう取るかの問題はある。
ゲストのタイムリーさや喋りの丁寧さを入れながら行けば良くなるのではないか。

○堺屋さんがラジオに出演する時は堺屋家のルーツと大阪人の系統の話や彼の日本史感とか歴史感からみた経済情勢を語ると面白い。藤田さんは、女優としてでの話ではなく伊豆長岡に住んで地域に溶け込んでいる話で面白い。2011年のデジタル化を見据えて、番組の内容より方向性を支持したい。

○ラジオは、時間を共有しているという感覚があるがこの番組には「土曜日の朝」という空気感がなかった。冒頭からゲストが登場しゲストトークがこれほど占めると、タイトルと中身が合っていない様に感じた。全体的には落ち着いたトークで大人の番組に仕上がっており、ゲストに斬り込んで話しを聞きだすスタイルも良い。

○聴きやすい声でゲストとの距離感も快適に保たれ、内容的にもスマートな反面、学際人の語りに特有の限界点も感じられる。経済についての話は、庶民感覚よりもやや「高い」地点からくりだされており、聞いている人の心にひびく深さをもちえていないのが惜しまれる。論調にもう少し大胆な切り口、あるいは他の人にはない視点が欲しい。

○声が良く、落ち着きもあって、語尾がはっきりしているのでラジオで聴いていて聴き易い。リスナーに活力とか勇気を与えなくても、人生の方向性やヒントを聴いている人の感性に与えている。幸田さんの春を告げる梅に対する想い入れの部分は印象に残った。ゲストは必ずしも知られている方ばかりではないので丁寧に紹介する事は必要だ。方向性としては文化放送らしいいい番組だと思うが、余りにも生活臭がない点は少し気になる。

○どんなゲストが来てもその番組らしいやり取りがあるべきだと思うが方向付けが余り出来ていない気がする。「メッセージ」というのは番組が発するものではなくそれを聴いた人が感じた事の中に「メッセージ」が生まれ育っていく様な気がするし、どうやったらそれが出て来るかが大事だ。まだ工事中の家の様な感じでこれからどうなっていくかがまだ良く見えない。

第347回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・松尾羊一・四方洋・白井勝也
寺尾睦男・弘兼憲史・松永真理・荒川洋治の各委員(敬称略)

文化放送番組審議会事務局



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