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第374回文化放送番組審議会は、平成23年1月25日に、新年懇談会をかねて放送に関連した講演を中心に行われ、今回は四方洋委員が講演されました。
「記者クラブのこと」というタイトルで、30年近い新聞記者生活やその後の ジャーナリストとしての経験の中から見た記者クラブについて話されました。
その講演の概要です。

講演 「記者クラブのこと」    四方 洋 委員

記者クラブは、明治23年、帝国議会が開設された時に誕生した。
当時は、居場所も無ければメモを取る事も禁止で、傍聴するだけで記事を書かなければならず、メモの許可と場所の確保を要求したという。
120年以上の歴史の中で、閉鎖的な記者クラブに2回門戸開放の要求が出た。
1回目は日本が驚異的な経済発展を遂げた時代に外国人記者に。
2回目はここ数年、フリーランスの記者、学者、シンクタンクの所員などにも 記者クラブを開放しようという動きになっている。

その理由としては、政権交代、そして一般市民が判断を下す裁判員裁判制度だろう。
また憶測だが、情報番組のコメンテーターの多様化もあるのではないか。
インターネットの普及も見逃せない。

記者時代、記者とわかるとクラブから除名されるので、中華料理店の店員のなりをして取材をしたような、そんな閉鎖性はくずれつつある。

ラジオは、以前から記者クラブから超越し、遊軍的に動いていたメディアだ。
既成の取材は、通信社に任せて、自分たちの企画で、現場と密着してやっていけば良い。

結論としては、
プロがニュースを囲い込んで独占する時代は終わった。
会社ジャーナリズムの記者クラブという形態は、いずれ崩壊する。の2点です。

と、記者クラブについてお話されました。

以上、第374回文化放送番組審議会 四方(しかた) 洋(ひろし)氏の講演の概要でした。

 文化放送番組審議会の委員は、作家の黒井千次氏、
コーディネーター加藤タキ氏、 放送評論家・松尾羊一氏、
ジャーナリスト・四方洋氏、小学館役員・白井勝也氏、
ACジャパン役員・寺尾睦男氏、漫画家・弘兼憲史氏、
バンダイ役員・松永真理氏、 詩人の荒川洋治氏の
以上9名です。


平成23年2月14日
文化放送番組審議会事務局

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