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6月28日に行われた第379回 文化放送番組審議会について御報告いたします。今回は、今年5月29日・日曜日の午後8時から9時に放送された「文化放送サンデープレミアム 報道スペシャル〜海を渡った日本の鑑識」を議題に取り上げました。
警視庁鑑識課のOBが、現在もタイ警察で指導、活躍していることを追ったドキュメンタリーです。 おもな意見は以下の通りです。

○ 鑑識という仕事をもっとわかりやすく掘り下げたほうが良かった。家族を登場させたために報道というよりヒューマンドキュメントになってしまっている。なにを伝えたいのか判らないまま終わった感じだ。

○ 良い素材を見つけ、リサーチ力と現場力で作り上げた良質の報道番組だ。鋭いけれど好意的な質問や切り込み方が素晴らしい。硬質な中に家族の話題が出てホッと出来て、それも良かったと思う。

○ 構成が乱れているので、いまひとつ伝わってこない。定年後もタイで活動を続ける動機に迫って欲しかった。全体に詰め込みすぎで表面的だ。問題意識を1点に絞ったほうが良い。

○ 鑑識という仕事の本筋が見えてこない。取材不足で肝心のところがわからない。 タイの国家警察についての詳しい解説がないと、この鑑識官の活躍が掴めない。

○ タイの現場の音をもっと入れた方が臨場感が出た。内容がわかる良いタイトルだ。ドラマチックな締めの演出も評価したい。

○ 取材者自身の感性と情に流されて、ドキュメンタリーに徹していない。なぜこの人を取材対象に選び、そして何を伝えたいのかが 今ひとつわからない。

○ タイの日本人死刑囚の取り上げ方は中途半端だが、番組自体は評価する。プロに徹した裏にある犠牲にしたものとして家庭を描く、こうした情景を入れておくのは悪いことではない。

○ 臨場感に溢れた良質のヒューマンドキュメントだ。過去の事件の録音カットがリアルで興味深い。欲を言えばもう少し取材をして、この鑑識官の使命感に迫って欲しかった。

○ 鑑識官の人物、或いは社会的役割、そのどちらを追いかけているのかわからなくなってしまった。しかし、それがこうした取材の問題点であり、可能性であり、力であるという印象をうけた。

9人の委員が以上のような意見を述べました。審議会での意見を、今後の報道番組制作に生かして行きたいと思います。

第379回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・松尾羊一・四方洋・白井勝也・寺尾睦男
弘兼憲史・松永真理・荒川洋治の各委員(敬称略)

平成23年 7月13日
文化放送番組審議会事務局

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