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7月26日に行われた第380回 文化放送番組審議会について御報告いたします。
今回は、文化放送開局60周年の特別企画としての番組、「みんなの寅さん」を議題
にとりあげました。毎週・月〜金の「吉田照美ソコダイジナトコ」内で、8時13分頃
から8時20分頃に放送されています。
「男はつらいよ」の名シーン・名台詞や、各作品のマドンナのインタビュー、そして山田洋次監督書下ろしの小説「けっこう毛だらけ」を倍賞千恵子さんが朗読するなど曜日ごとの構成でお送りするミニ番組です。では、おもな意見をご紹介しましょう。

◇国民的な寅さんのあれこれを再確認する良い企画だ。だが、山田洋次監督か、寅さんなのか人も視点も区分けが判らない。また確認ばかりでなく、映画のBGMにクラシックが多用されているなど、知らない話が入ると面白い。「けっこう毛だらけ」の朗読劇は伝わりにくいと思う。

◇寅さんが好きなので、非常に面白く番組の作り方も良い。マドンナのきれいな日本語が心地よい。寅さんマニアはたくさんいるので、どんどん発掘したい。朗読劇はこの7分間の放送時間では短すぎて無理がある。

◇「みんなの寅さん」というが、五十代以上の人にしか通用しないし、若い人にはわからないだろう。映画は、パターン化したストーリーの安定感や旬の女優のマドンナ役で人気があったが、寅さん自身をみれば、人の善意を足蹴にし、我が侭な性格で明るく前向きなタイプとは思わない。彼をやさしく取り巻く人々とマンネリの安心感が、受けたのだろう。

◇ワイド番組の枠の中で吉田照美さんがインタビューしたり、独立した番組としての区切りが良くわからない。また、こうした短い番組をばらばらに聴いても批評は出来ない。全部を聴けば、もっと深いものがあるのだろう。

◇ベルトでの7分間の番組では起承転結の構成が出来ない。また、寅次郎なのか、渥美清なのか、渥美さんの素顔の田所某なのか、誰に焦点を当てているのか不明瞭だ。

◇7分間の放送時間では深みと広がりがもてない。インタビューも知っていることの確認ばかりで、放送に特化したものがないとつらい。曜日で構成が異なるのでベルト番組としてのつながりも判りにくいし、こうした細切れのものは、審議しづらい。

◇映画は観ていないが渥美さんの才能と声の芸に感心した。こうした話芸は残し、引き継ぎたい。名台詞や名調子をたくさん聴きたい。

◇映画を観たことがなかったが、番組を聴いてたいへん面白く、映画を借りて観ようと思っている。ソコトコ内で、ミニドラマ風の後にこの番組になるので、区切りが判りにくい。CMは違和感なく、番組に良く合っている。

◇7分の番組をまとめて聴いて審議すること自体が難しい。審議の役目はともかく
委員の寅さんへの思い入れが深いことが面白かった。寅さんの確認だけで安心しないでもっと尖った番組を目指してほしい。

9人の委員が以上のような意見を述べました。
寅さんファンと此れまで馴染みの無かった方にも満足頂ける様な、そして震災後の日本の元気を応援できるような時間を目指してまいります。
なお、8月は番組審議会が休会のため、次回の御報告は10月となります。

平成23年8月15日
文化放送番組審議会事務局

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