文化放送HPへ 番組審議会
 

1月26日に行われた第424回 文化放送番組審議会について御報告いたします。
番組審議に代わって委員の講演会と新年懇談会とが合わせて開催されました。
社長の挨拶、弘兼憲史・番組審議会委員長のご挨拶、箱根駅伝放送などの事務局からの報告があり、講演に移りました。

今回の講演者は漫画家の弘兼憲史委員長で、講演のテーマは『高齢化社会とラジオ』です。
その概要をご紹介しましょう。

「高齢化社会とラジオ」

ある調査によると、ラジオを週に1度でも聴く人は60%、全く聴かない人は40%、私のように毎日聴くという人は10%にも満たないという結果だった。そして、ラジオを聴く人の年齢層は50代、60代が多い。

こういうことで考えると、10年後ラジオ局は今の形で残れるか。インターネットの登場で、出版、新聞とともに消えゆく業種になってしまうのではないかという危機感さえある。

そこで必要なのは選択と集中で、やり方を間違えると壊滅状態になりかねないが、よみがえることも大いにありうる。
つまりラジオは、若い人に聴いてもらう努力をする代わりに、今聴いている高齢者に的を絞ったほうが良いのではないか。

高齢者を対象にしたNHKの「ラジオ深夜便」も始まってから四半世紀が経ち、さすがに息切れしてきた感がある。今がそのリスナーを狙うチャンスだと思う。

そのためには、若い人ではなくリスナーと同年代の喋り手とスタッフで、60年代から70、80年代の歌謡曲やポップスをかけていく、高齢者向けの番組を作るとよい。

FMでも聴けることになったので音楽番組をもっと増やし、今あまり聴けないフルバンド、フルオーケストラのイージーリスニング、往年のスクリーンミュージックなども良いだろう。

また、音楽だけでなく、かつて番組の中心にあったラジオドラマも復活させたいし、昔の番組のアーカイブを使うのも懐かしく良いと思う。

NHKの「ひるのいこい」は60年以上続く長寿番組だし、終わってしまうがTBSの看板番組「大沢悠里のゆうゆうワイド」も、偉大なるマンネリだ。マンネリは、刺激は無いが安心感がある。聴取率の結果によってコロコロ番組を変えたりせずに、マンネリを恐れず長く続けることが重要かもしれない。

企業の平均寿命は23年という調査結果がある。
会社のビジョンは、当面の10年を考えて生きていくべきで、そのあとは、またその時点で考えて行けばよい。

 以上、弘兼委員の講演「高齢化社会とラジオ」の概要でした。

 文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史氏、副委員長・加藤タキ氏、委員・白井勝也氏、寺尾睦男氏、松永真理氏、荒川洋治氏、福本容子氏の7名です。

平成28年2月21日
文化放送番組審議会事務局

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