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3月27日に行われた第446回文化放送番組審議会について御報告いたします。

議題は昨年12月16日放送の特別番組「『黄昏流星群』オーディオドラマシアター 黄昏の恋の適齢期」です。
弘兼憲史氏の大人気漫画「黄昏流星群」の朗読劇イベントで上演されたオーディオドラマから「鎌倉星座」を収録し、弘兼氏のコメント、中高年者への恋愛にまつわる街角インタビューを加え放送しました。人生の黄昏時にさしかかった世代の恋愛について考えた番組です。

では、審議委員の意見の概要です。

○ 「配偶者以外の異性と親密な付き合いがある」という既婚男女が、この10年で2〜3倍に増えたというデータには驚いた。それだけ若いころとは違うピュアな恋愛市場が広がっていて、この「黄昏流星群」が生まれてきている事が分かる。セリフの中で入りこめない部分があり、漫画や文字では違和感は無いがオーディオドラマにすると違う感じになるのだと思った。

○ 人生の黄昏時と恋愛というテーマでリスナーに今後の人生の送り方を考えさせる構成で十分に楽しめた。日本でも指折りの建築家という設定は若干現実感がなく気になったが、古本屋で若い女性に一目ぼれをして声をかけてという件は非常にリアリティがあり面白かった。今回は73才男性と若い女性という設定だが、次回は女性目線にするなど別の企画を期待する。

○ ビジュアルで読むと別な感じになるであろうが、ラジオで聴く時は自分に置き換えたり相手の女性を想像するので、リアルよりもロマンを提供する事が大事だと思う。 そういう意味では登場人物の声や効果音が大事であり、最初のナレーション、建築家男性の声は必要以上に老けていると感じた。

○ 原作漫画の言葉をそのまま使ったという事では良く出来ている。全体的には非常にロマンチックな話で、ドキドキしながら次の展開を期待し、楽しみながら聴いた。街頭インタビューはドラマの前だけでなく、後にも置いたら収まりが良かったかと思う。

○ 弘兼さんのコメントや街頭インタビューを入れ、情報番組的なテイストに構成したのは評価できる。今は声優さんの時代であり、漫画という既に絵があるものを音だけで表現するというラジオの可能性はまだこれから広がっていくのではないかと思う。ラジオが新しい局面を開いていくことで、また新たな漫画読者を広めるなど様々な形で伸びていくと思うので、こういう試みはぜひ続けて欲しい。

○ 街頭インタビュー、弘兼さん自身の恋愛論は非常に面白く聴いた。20年前に描かれた頃の70代と今の70代は全く違うので、話し方が少し古すぎる感じがする。音楽と効果音はなかなか良くて楽しめた。私自身、常にドキドキしていたいので「黄昏流星群」を読んだり聞いたりした時に、この世界はずっと有りうるのだと思った。

○ 今回は朗読劇イベントで上演されたオーディオコミックを収録したものなので、ラジオドラマ用としてならもう少し違う作りになったと思う。ラジオドラマは昔テレビが普及していない時、娯楽のメインでしたし、これからもっと出てきてもいいジャンルではないかと思う。漫画は台詞中心のストーリーなので、ラジオドラマにするにしても脚本化し易いのではないか。

 

7人の委員が、このようにのべました。
文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史、副委員長・加藤タキ、そして白井勝也、松永真理、荒川洋治、福本容子、吉野隆の各氏7名です。(発言はこの順番ではありません。)

平成30年4月16日
文化放送番組審議会事務局

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