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7月24日に行われた第450回文化放送番組審議会について御報告いたします。
議題は、6月20日の午後8時30分から1時間の特別番組として放送された『朝の小鳥 65年のコーラス』です。今年5月に番組が65周年を迎えた事を記念した企画で、本編はレギュラー放送の録音・監修を務める松田道生氏の前任、故・蒲谷氏の功績を彼が遺した鳥たちの声とともに辿る「故・蒲谷鶴彦氏のドキュメンタリー」、松田氏と歴代ナレーターの一人で元文化放送アナウンサー・鈴木寛子氏が10年ぶりに再会し、当時を振り返る「65周年 特別鼎談」、松田氏と石川アナが浜離宮を訪ねて都心で暮らす鳥たちに注目した「浜離宮バードウォッチング」の三部構成で成り立っています。

では、審議委員の意見の概要です。

○ 65年続いている番組で存在感もあり、1000種以上の鳥の声を紹介しているのは誇れる記録なのでこれからも続けて欲しい。蒲谷さんの録音にかける熱意が伝わってくる裏側も面白かった。今は、鳥の声が純粋に録音できた時代とは変わってしまい、失った環境の貴重さを改めて感じさせる番組だ。

○ 自然音を残す事業は非常に意義があり財産である。蒲谷さんの録音音質は、今のような技術が無い中素晴らしいと思った。鼎談は非常に面白く、鈴木さんの日本語がとても美しくて魅力を感じた。過去の印象的だった放送回を盛り込んでも良かったかもしれない。

○ 重みのある記念番組として良く出来ている。今まで気づかなかった事にも気づかされた。蒲谷さんが録音した音源の鮮明さが素晴らしく、非常に質の高い音で保存されている事に驚いた。挿入曲の選定についての説明が少なく、選曲意図を伝えた方が良かったと思う。

○ 全体を通して小鳥の声をずっと響かせ、その中で環境の変化と様々なことを感じさせる音も聞こえ、非常に良いひと時だった。実際のバードウォッチングでの音は、小鳥の世界が臨場感をもって感じ取れて面白かった。蒲谷さんのプロフィールをもう少し詳しく知りたかった。

○ 野鳥録音の大変さなど初めて知る事ばかりで興味深く、里山でトキが鳴く情景が目に浮かんできた。鈴木さんのお話を聴いて、贅沢な山登りのお裾分けを頂いた気分に浸れた。クイズコーナーなどエンターテインメントの要素を入れるともっと楽しめたかも知れない。長寿番組としてギネスを目指して欲しい。

○ 穏やかな気持ちで1時間楽しめた。曲に関する説明、蒲谷さんについての情報がもう少しあると良いかもしれない。コノハズクの鳴き声の時には小川のせせらぎが聞こえていたのが、今は車の騒音で時代の変化をつくづく感じた。第2部はリズミカルで面白く、第3部は立体的で臨場感があって全体的に良質な番組だと思う。

○ 録音は重厚な機械から始まって今は軽い高性能なものになっていると思うので、変遷の説明が欲しかった。第2部は面白く良い番組だと思うが、鳥に興味のない方にとっては若干退屈だったかも知れない。第3部は映像が無い分、少しイメージがつかめなかった。このような格調高い番組には、石川アナの落ち着いた語り口がマッチして良い。

 

7人の委員が、このようにのべました。
文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史、副委員長・加藤タキ、そして白井勝也、松永真理、荒川洋治、福本容子、吉野隆の各氏7名です。(発言はこの順番ではありません。)

平成30年8月20日
文化放送番組審議会事務局

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