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4月にレポート審議された第467回文化放送番組審議会について御報告いたします。

議題は、月曜から金曜日午後5時34分~5時44分放送の「アーサー・ビナード 午後の三枚おろし」です。アーサー・ビナードさんが特定のテーマを取り上げ、今につながる“考えるヒント”を提供する番組です。月に一度ニュースをテーマとして取り上げるほか、ゲストをスタジオに呼んでトークを繰り広げることもあります。
今回取り上げた週は「今からでは遅すぎる?」と題し、東京大学・針生悦子教授の著書「赤ちゃんはことばをどう学ぶのか」を取り上げ、赤ん坊はことばの天才と言われる認識の間違いを正し、日本の英語教育にも切り込みました。

では、審議委員の意見の概要です。

○ アーサーさんの持論には納得する時も多々あったが、今回は主観を押し付ける語り口で冷静な分析をしていない感じがした。特に児童心理学が何に使われているかに関しての主張には賛同出来なかった。

○ 知りたくなるヒントが詰まった良質で愉しい番組だ。水谷アナとのコンビも自然体で聴きやすい。いつもはゆったりとしているアーサーさんが、今回は声を荒げたりしているのも人間味を感じる。長寿番組化するに足るエキサイティングな番組だ。

○ アーサーさんの日本や、日本語に対する感性や知識の深さには改めて感心した。
赤ちゃんが必死に言語を習得している事は一番の発見で、いつから初めても遅くないというメッセージもしっかり受け止められた。内容が濃いので、週によってゲストを招きメリハリをつけているのは良い。

○ アーサーさんの体験から発せられる言葉はどれも生き生きとしている。22歳から外国語を学んでも遅くないことを自ら実践していることもあり、ゼロから母語を組み立てる努力をすれば、誰でも出来るという話には説得力があった。今後も長く続けて欲しい。

○ 論点がぼやけていく傾向があるように感じたが、言葉が元気に楽しく飛び回る面白さがあるので全体を通しては楽しい番組だ。水谷アナの言葉もテキパキとして明るく心地良い。課題はあると思うがいい番組なので、続けて欲しい。

○ 「子供だからすぐ外国語を覚える」というのは努力をしようとしない大人の口実に過ぎないと切って捨てた入り方が分かり易く、痛快でテーマ設定に効果的だった。もう一度チャレンジしてみようと勇気付けられたリスナーもいるかもしれない。

○ 色々なキーワードを挙げてアーサーさんの思いをコメントしているところがいかにも詩人と感じられ良い。アーサーさんの語りはリスナー本人の内面との対話を促しているように感じる、双方向ではないが、ラジオに適したコミュニケーションに思える。

 

7人の委員が、このようにのべました。
文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史、副委員長・加藤タキ、そして白井勝也、松永真理、荒川洋治、福本容子、吉野隆の各氏7名です。(発言はこの順番ではありません。)

2020年5月18日
文化放送番組審議会事務局

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