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9月29日に行われた第471回文化放送番組審議会について御報告いたします

議題は、8月15日放送の文化放送戦後75年スペシャル「封印された真実~軍属ラジオ」です。
「封印された真実」というシリーズタイトルで制作している特別番組の2作目で、パーソナリティを務めるのはアーサー・ビナード氏。今回は、戦時中、軍属的にラジオが果たしたプロパガンダ放送と防遏(ぼうあつ)放送をテーマにして、サイパンから米国が日本に向けて放送した中波によるプロパガンダ放送の第1回放送の再現や、様々な記録と証言から日本が終戦年に行った「防圧放送」の音声も再現してお送りしました。

では、審議委員の意見の概要です。

○ 終戦記念日という最高のタイミングで放送されたと思う。タイトル、構成、音楽全て良く、ラジオの特性をフルに生かして色々な気付きを与えてくれた番組だ。アーサーさんの語りはこの番組にふさわしく、素晴らしかった。

○ 番組の音声そのものにジャミングをかけて終わるという最後の演出が粋で良かった。少々物足りない点もあったが、全体的に事実を伝える部分と、それをどういう風に受け止めるかという感覚が相互に出る調和のとれた構成で、良い番組だ。

○ 非常に聴き応えのあるラジオらしい番組だ。プロパガンダ放送の事は書物では知っていたが、音声で聴く機会が無かったので面白かった。アーサーさんの語りは押しつけがましく無く、分かり易くて良い。

○ 「新国民放送局の初回放送」を再現した部分が一番良かった。アーサーさんは、まだ知られていない部分を探求していくインタビュアーとしてふさわしく、番組も良く出来ていたが、エンディングの言葉が理解できず残念だった。

○ 戦争体験者の高齢化が進み、記憶の風化が進む中でこのような番組を後世に伝えるという事は、メディアの一つの使命だと実感し、また事実に基づいた説明を淡々と行う手法は、一番説得力があると痛感した。

○ 丁寧に作られた番組だ。議論が分かれるところかもしれないが、プロパガンダというのをタイトルに入れても良かったかもしれない。その方が今日性というものを出せたのではないかと思う。

○ 学ぶことが多かった。鈴木純子アナのナレーションも番組にとてもマッチしていて良い。アーサーさん自らが知りたくて取材をするという意欲が伝わってくるし、又それが番組を向上させていると思う。

○ 単なるドキュメンタリー番組でなく、実際の音声有り、インタビュー有り、再現ドラマありとエンターテインメントとしても良く出来ている。プロパガンダ放送の事は知っていたが、改めて聴くところも多くとても面白かった。

 

8人の委員が、このようにのべました。
文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史、副委員長・加藤タキ、そして白井勝也、松永真理、荒川洋治、福本容子、吉野隆、若林覚の各氏8名です。(発言はこの順番ではありません。)

2020年10月19日
文化放送番組審議会事務局

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