« 放送後記9月13日♯23 | メイン | HAPPYオーラ »
September 13, 2009
五感と思い出の話
CHEERS!!
すっかり秋らしくなってきて、秋のおしゃれや、おいしい食べ物、楽しいこと目白押しな今日この頃・・・
本日も三四六・吉井歌奈子 TOKYO CHEERSにお付き合い頂きまして有難うございました!!
さて、本日のゲストは歌手の福原美穂さん。
福原さんは北海道のご出身。実は私事ですが、同郷なんです!
なんだかうれしく親近感が沸きました。
そんな福原さんが上京を決めたときに書いた詞が「優しい赤」
ひとりでじっくり読むとじわっときてしまいました。
私は、「大学進学」で上京しただけで、福原さんほどの覚悟はなく
「なんとなーく」という要素もぬぐえませんが、
それでも自分が生まれ育った場所を一人で離れるときの淡い期待や大きな不安、
なんとも言えないくすぐったい気持ちと、どうしようもないほど胃がすーんとする感じ
今でも記憶に残っています。
離れた場所があるというのは、
離れざるを得ない寂しさと、離れたことへの責任感からくる強さをくれる気がします。
福原さんはきっとこの歌を歌うだびに、ご自分の大切な家族や、友達や、景色を想うんでしょうね。
私には音楽の才能なんてありませんので、そんな体験はありませんが、
でも、上京するときに飛行機の中で聴いていた曲を聴くと
あのときの気持ちや想いがよみがえってくる感じがします。
普段は奥にしまい込んで、鍵までかかっているような古ぼけた気持ちが
簡単に開いて自分を連れ去ってくれるような、そんな感覚。
歌声喫茶へ取材で
とても幸せそうな顔で歌を歌うお客さんに出会いました。
でも、歌うそれぞれの表情のひとつひとつには
そんな思い入れやひとつひとうが見え隠れしているように思いました。
吉井さんが、私の歌を聴いて小学校の音楽の時間を思い出したように・・・(笑)
もちろんこうゆうのは音楽に限ったことではなくて
蒸し暑い午後の雨上がりのにおいとか、
さすように冷たい雪の感触とか、
優しく甘いココアの味とか、
何気ない1枚の写真とか、
色々あるんだと思います。
そうしたひとつひとつが
わたしたちの五感に触れて
現実から過去へと引っ張ってくれる。
忘れかけていたものを思い出させてくれる・・・
なんだかステキですよね。
たとえば、
このCHEERSっていう番組だって
何年か後にだれかのそんな五感の引き金をひくような
そんな要素を生み出せるかもしれない。
そう思うと1分1秒がとても愛しく大切なものに思えてきます。
こうゆう感覚を大切に
これからもCHEERSはみなさまの近くで
元気あふれる時間をお届けします!!
歌声喫茶のお写真は、また後ほどアップいたしますので、
ぜひごらんください!
☆9月13日 OA曲☆
TOP OF THE WORLD/カーペンターズ
抱きしめたい/ザ・ビートルズ
恋しさと せつなさと 心強さと/篠原涼子
手紙~拝啓 十五の君へ~/アンジェラ・アキ
Love day after tomorrow/倉木麻衣
LET IT OUT/福原美穂
BEN/福原美穂
Let it be/ザ・ビートルズ
優しい赤―another version―
未来予想図Ⅱ/つるの剛士
Sunday morning/堂本剛
僕らの自由/三四六
Superstar/くるり
いとしのエリー/サザンオールスターズ
投稿者 cheers : September 13, 2009 06:21 PM