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放送レポート

11月14日 ゲスト:江本孟紀さん

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テーマ:『長嶋茂雄さんに憧れた高知の野球小僧は
         “一匹狼の反骨ヒーロー”を経て
           立派な「エース」になった!』  

 ゲストには
 弘兼憲史さんと同じ62才、
 プロ野球で116勝をマークした
 江本孟紀さんをお迎えして
 学生時代からプロ野球現役選手時代、
 そして解説者として・・・さまざまな視点から
 野球人生を振り返っていただきました。

あまりにも有名な あの一言の真相、
そして お宝度最上級 の「名言?」は必見です!!
 
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世界の王 貞治を封じ込める
 
打率1割台、打たれたホームランはわずかに1本と
“世界の”王 貞治さんを“カモ”にしていた江本孟紀さん。
 
パ・リーグの南海からせ・リーグの阪神に移籍して
王さんと対戦し始めた当初は
『王さんは欠点がない』『研究しても投げるところがない』
と思ったそうですが、そんなときに思い出しのが
南海時代の指揮官・野村克也監督の教え。
 
  欠点が見つからない時は、長所を探せ。
  最大の長所のそばに欠点がある。

 
そこでたどり着いた答えは
王さん最大の長所『一本足打法』を崩すこと。

江本 「投げる途中で、微妙に(モーションを)止めてみると
     真ん中に投げても、タイミングが合わないことがあったんです」

 

次に“どうしても打たれそうな時”に絶対に打たれない方法とは・・・

  『フォアボールかデッドボール』
 
王さんを封じることができれば、王さんの前(の打順)を打つ
張本 勲さんには打たれてもOK!
 
江本 「二人はライバルですから、
     張本さんが一塁ベースにいっても
     『次は打たせるなよ』という目をされるんです」

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通算24個のボーク日本記録!
 
113勝126敗19セーブ 防御率3.52 1130奪三振の通算成績を残す
江本孟紀さんが保持する唯一の記録は「通算24個のボーク」。

南海時代の1973年には、当時のシーズン記録「年間10ボーク」のほか
「1試合3ボーク」をマーク。
 
この記録には、パ・リーグが“セットポジションから完全静止”する
ルールを厳しくジャッジするようになった背景があり・・・

江本 「どこまで止めたらいいのか、
     アンパイアに挑戦したんです。
     ランナーがいて…「ボーク!」
     「何?!これならどうだ!」「ボーク!」
     サードにランナーがいてまた「ボーク!」
     とうとうホームに帰って1点入ったことがあります。
     これは単純に審判との戦いです」

 
ちなみに、この時のマスクをかぶっていたのは
監督兼捕手の野村克也さんでした。

江本 「アンパイアに『何がボークや!』と怒ってました」

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江本―江夏 交換トレードの裏側
 
1976年、南海のエースだった江本さんと
阪神のエース・江夏豊さんとの交換トレードが成立。
 
この時、江本さんがトレードに納得したのは
野村克也監督の、このひと言があったから・・・
 
  (阪神監督)吉田が『江夏は“大投手”だから
   それに見合う“大投手”をくれ』と。 それでお前になった」

 
江本 「『そういうことなら何の不足もありません。
     いってきますよ』と言った次の日に新聞を見ると
     “4対2”という数の合わないトレードだったんです。
     『やられたな』と思いましたね」

※南海からは江本孟紀、長谷川勉(投手)池内 豊(投手)島野育夫(外野手)
 阪神からは江夏 豊、望月 充(外野手)の 4対2の交換トレード

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江本孟紀 × 弘兼憲史 ベストナイン対決!
 
現役選手を対象とした“最強”の日本代表チームを
江本孟紀さん、弘兼憲史さんにそれぞれ選んでいただきました。

弘兼ジャパン

投:ダルビッシュ 有(日本ハム)
捕:阿部 慎之助(巨人)
一:高橋 信二(日本ハム)
二:坂本 勇人(巨人)
三:中村 剛也(西武)
遊:中島 裕之(西武)
左:内川 聖一(横浜)
中:青木 宣親(ヤクルト)
右:稲葉 篤紀(日本ハム)
指:憲史(楽天)
 
弘兼 「(憲史は)私と一緒の名前なんで。
     かなり勝手な好みが入ってます(笑)」

江本ジャパン

投:ダルビッシュ 有(日本ハム)
捕:谷繁 元信(中日)
一:該当者なし
二:片岡 易之(西武) or 荒木 雅博(中日)
三:小笠原 道大(巨人)
遊:坂本 勇人(巨人)
外:金本 知憲(阪神)
外:松本 哲也(巨人)
外:亀井 義行(巨人)

江本 「荒木と井端はすごいです。
     この二人がいたら、誰が監督をやってもAクラス」

 
弘兼 「野球は、打力より守備力のいいチームが強いですか?」

江本 「チーム作りをする時、ほとんどが“守り”から入るんです。
     ピッチャー・・・先発・中継ぎ・抑えをを確立したら
     打撃に目を向ける…というチーム作りを、各チームやりますね」
 

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お送りした曲目

アカシヤの面影 / 江本孟紀
  (弘兼セレクション/1982年リリース)
結詞 / 井上陽水
  (江本孟紀さんのリクエスト)
Love Me Do / ザ・ビートルズ
  (RN・ビートルズ命 さんが初めて買ったレコード)
Till There Was You / ザ・ビートルズ
  (弘兼セレクション)
恋する御堂筋 / 江本孟紀、入江マチ子
  (1979年 リリース)

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江本孟紀さんの名言・好きな言葉(!?)はこちらをご覧ください。

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