10月9日 芦原 伸さんの名言
■芦原 伸さんの好きな言葉
『悠々として 急げ』
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人生の師として開高 健さんから学んでいるんですけど、
旅とか、釣りとか、グルメとか・・・ウンチクをいただいている中で、
“悠々として急げ”――。
開高さんは58歳で亡くなりましたから、
実際の人生からいうと、本当に“急ぎ旅”だったと思うんです。
ただ、開高さんの世界観とか、人生観は、実に悠然としたところがあって、
それを凝縮した言葉だと思うんです。
基本的には“人生短いから、急ぎなさいよ”――と。
ただ、単なる“急ぎ”じゃなくて
“悠然と、悠々と生きなさい”――と感じてるんです。
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「旅は元気になるもと――と考えてるんです」
3年ほど前、肺に5つの腫瘍があると発覚した芦原 伸さん。
“シルクロード行き”が迫っていましたが、
がんの可能性もあり、ドクターストップがかかります。しかし・・・
「やっぱり行きたくて、行っちゃったんですよ」
帰国後の再検査では、なんと 腫瘍がなくなっていたそうです――。
弘兼 「人間は楽しい刺激を得ると、
体の中のNK(ナチュラルキラー)細胞が活発化して、
がん細胞が消滅する例って、現実にたくさんあるらしいんですよ」
「旅って元気を取り戻してくれるし、意欲的になりますね」
また、芦原さんは旅行中は「朝食」で ご飯を“2杯”たいらげる――という変化があるそうです。
「旅に出て、朝、気持ちよく起きると、1杯じゃ物足りないんです」
石川 「おいしくて!♪」
弘兼 「たしかに朝ご飯2杯食べられますね!」
「環境を変えること――移動とか、旅をすることも、
健康にもいいことなんじゃないかな、って思ってます」
「列車って、風景を眺める“目線”がいいなと思ってるんです。
高くもないし、真横(地面と同じ高さ)でもない。
新幹線は上からの風景でしかないんだけど、
ローカル線は、離れてないし、
車より高いし、
ちょうど“馬に”乗ってるくらいで非常に気持ちいいんです」
「風景をゆっくり眺められる――。
自分にも
風景にも“対話”ができる唯一の『乗り物』だと思うんです」
「子供が汽車を見ると、走ってきて手を降ってくるんです。
日本にもああいう風景があったんです」
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■団塊ホームルーム ~ ゲスト・クエスチョン
~ 芦原 伸さんへの10 Questions ~
Q.昨夜の睡眠時間は?
A.4時間
Q.今朝の朝食のメニューは?
A.サンドイッチ
Q.気になっているニュースは?
A.星野仙一さんがプロ野球・楽天監督に就任か――?
Q.今、気になる人は誰?
A.鳩山さん
Q.子供の頃のニックネームは?
A.しんちゃん
Q.この秋の楽しみは?
A.来週、満州に行きます。
かつて“満鉄”というのがあって「特急あじあ号」があったんです。
時速120キロで走るSLで、その追体験をしてきたいと思ってます。
Q.鉄道の次に好きなものは?
A.魚釣り
Q.タイムマシンがあったら、行きたいのは過去?未来?
A.過去
Q.チャームポイントは?
A.鋭い目つき
Q.無人島に“一つ”持っていくなら何?
A.これは決まってます。時刻表
あれは面白いですね。“想像”で死ぬまで楽しめますよね。
たとえば無人島で朝10時半に起きて、
「今、列車がどこを走ってるんだろう」
「(たとえば)特急いなほが酒田あたりを走ってるかな」…とか、
いろいろ情報が入ってるんです。
“一筆書き”で、北海道から鹿児島までのチケットを作ってみよう――とか
楽しみ方はいろいろあるんです。



