ちょっと足をのばして 【2011年12月10日】
■YBS 山梨放送から
『枯露柿』
山梨県甲州市塩山では、
この季節、オレンジ色のカーテンが大流行します!
そのカーテンというのが、特製「柿カーテン」。
この柿は甲州百目(こうしゅうひゃくめ)柿といい、
林檎サイズのずっしりと重みのある柿。
しかし「渋柿!」。
勇気のある者以外は
決してそのまま口にすることはありません。
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この地域では、
家族みんなで渋を抜くために、
柿皮を剥き、紐で柿のへたを巻きつけ、
自宅の軒先など
雨の当たらない場所にカーテンのように干すことが、
この季節の家族の恒例行事になっています。
中には
何万個という量を剥いては干すというご家庭もあります・・・。
干された柿は
「枯露柿(ころがき)」という名前で県民に古くから愛されています。
冷たい空気に当たり、甘みをぐっと閉じ込めた枯露柿は、
外はドライフルーツのようで、中はトロッと半生。
枯露柿1つで2つの食感。
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こちらの枯露柿、
日本茶はもちろん!
コーヒー、紅茶にも合います。
でも、私のオススメの食べ方は!
やっぱり、コタツに入って、
甘酒片手に枯露柿を食べること。
そして締めには日本茶を。
この絶妙なコラボレーションには感動さえ覚えます。
あ~食べたい。
(山梨放送 スコーパーキャスター 角田郁帆)
■BSN 新潟放送から
『新潟地酒めぐり』
米どころであり、酒どころでもある新潟県。
酒造りに適した条件
「気候、米、水」の三拍子が揃った新潟には
95の蔵元があり、
様々な日本酒が楽しめる所でもあります。
生産量は全国で第三位と、
きめが細かく、きれいで上品な味で知られています。
でも、そんなにたくさん蔵元があると、
何を選んでいいのかわからないという方や
まだ飲んだ事のない物を飲んでみたいという方もいます。
そこで始まったのが
月岡温泉で行われている「新潟の銘酒まつり」。
500円でチケットを購入すると、
新潟のお酒を5杯楽しめるんです。
月岡温泉街にある温泉宿や飲食店などに
95蔵元 全てのお酒が置かれていて、
温泉街を歩きながら
日本酒も楽しめるというイベントです。
チケットと一緒にぐい呑も渡されるので、
そのぐい呑を片手にお気に入りの日本酒を探してみてください。
なかなかお店には置かれない珍しい日本酒から、
日本酒度の高いものなど様々なものを味わえるので、
何度も足を運ぶ方もいるそうですよ。
(BSN新潟放送 パーソナリティー 海津ゆうこ)
■SBC 信越放送から
『信州の漬物と言えば・・・』
野沢菜漬け!
信州の冬のお茶の時間には欠かせません。
例年ですと、
松本あたりでは、11月の下旬までには
漬け終わっているところが多いのですが、
今年はことさら暖かい冬。
ということで、
12月に入っても八百屋さん店頭には
野沢菜の束が。
野沢菜は
2.3回 霜にあたってからでないと収穫しません。
なぜなら、霜に当たると
茎が柔らかくなる、
独特のぬめりが出る。
と言われています。
漬け方は、塩のほかに
醤油、黒糖、柿の皮、鷹の爪、などなど
それぞれの家庭によって味も違います。
ちなみに、私の好みは、
野沢菜漬けに生姜のすりおろしをかけ、
生醤油を少し。
進むんです、日本酒が。
(SBCラジオ『YOUスタ深志3丁目』パーソナリティー 山本広子)



