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1月19日 なかにし礼さんの名言

なかにし礼さんの好きな言葉
 
    思邪[おもいよこしま]なし』
 
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(画像をクリックすると拡大します)
 
「おもいよこしまなし」――と(読みます)
孔子の「論語」の中で言ってる言葉なんですけど…、
孔子って、あまり“詩”は書かなかったんですね。
でも何百編かは詩を書いてるんです。
 
「何を思って書いているのか」
という弟子の質問に対して
「思邪なし」――と。
 
詩を書く――
つまり、机に向かった瞬間、筆を持った瞬間、
“邪なものがあったんでは詩は書けない”
ということを、孔子は言ってるんです。
 
論語臭くないでしょ。
非常に芸術家的な発想なんで、
僕はたいへん共鳴して、
“なかなかいいこと言うじゃん”と。
 
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孔子の論語って、
だいたい“世渡り”と“政治学”の本ですよ。
 
そういう人がいざ詩を書くとなったら
“思邪なし”――
つまり“邪”に満ちた本を書いていた人が詩を核となると
“思邪なし”になるところが、
僕は非常に“価値”があるなと。
 
よこしまな心があるわけですよ、いっぱい。
それでは詩だとか絵だとかは書けないわけで、
それをなんだかんだ頭を巡らしているうちに
燃え尽きてしまうのね。
 
いざ、それが始まる時には
きれいに燃え尽きた焼跡の中から
煙が立ち上るように、詩が立ち上る――
そういう感じが創作の第一歩だと思いますよ。
 



小説次回作は なかにし礼“総仕上げ”
 
 なかにし礼さんは
 「今度発表する小説が私の“総仕上げ”」と語っています。

 
病気する前と病気した後では
自分がすっかり入れ替わったように変わってるんですね。
生まれ変わったような自分が
じゃあどんな作品を描くのか――
自分でも楽しみですし、
病気のあいだ中、
いろんな作品に支えられたということがありますので
それらの作品に匹敵、ないしは凌駕するような作品をね、
そんなもんは無理ですけど、
それくらいの想いで書いてみたいなと思うんですね。
 
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(病気によって“世界観”“心のありよう”が変わった?)
 
変わりますね。
去年は自分にとっては激動の一年でしたけど、
乗り越えてみると、
僕にとっては大変貴重な体験をさせてもらった、と
そんなことを綴ったのが『生きる力』ですので、
読んでみてください。

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