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diary

2007年10月9日 高潔

今年も香りの秋が訪れた。残暑が特に厳しかった2007年も残すところ3ヶ月を切った。そんな頃に我が家の周りに漂う素敵な香りがある。それは「金木犀の花」。近頃ではトイレの芳香剤としても1年中お馴染みだが、実際のそれは、とてもとても上品。どんなに気持ちが荒れていたとしても、きっと優しくなれる。「この香りが1年中あれば、世の中ぎすぎすしないだろう・・」そのくらい高貴で甘い香り。恐らくそのような気持ちの人が多いので、芳香剤として商品化したのだろう。しかし残念ながら両者は同じではない。半個体や液体から発するものと、深緑の硬い葉を携えたオレンジ星形の可愛らしい花より芳香するものとでは、明らかに何かが違うのだ。

裏家の金木犀が我が家に接触するくらい伸びている。それはそれで気になっているのだが、窓を開けると優しい香り。この数日間は腹立たしさを忘れる。ちなみに、キンがあれば、ギンモクセイはあるのかというと・・・存在する。花は白。香りは金木犀よりさらに上品らしい。嗅いでみたいものだ。では、ドウは・・・とさらに好奇心を前進させたが・・・無いようである。金木犀の花言葉は、「高潔」、「謙遜」。香りや細かい花びらから、その意味が感じ取れる。


写真
高潔


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高潔


写真
謙遜