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2007年9月30日 東京都武蔵野市 JA東京むさし 武蔵野支店 松崎範彰さん

都内には農業用地が少ないイメージがあります。武蔵野地区には、市全体の農地面積はおよそ36ヘクタール。生産者と消費者の距離が近いため、野菜を始め、住民に新鮮な農産物を供給することができる。
武蔵野地区では、どのような取り組みが行われているのかというと、平成11年からは、公団の団地で生ごみ処理機を使ってごみを削減。集めたものは、葉のチップなどと混ぜ合わせて、肥料にしている。さらにその肥料を使って野菜を栽培し、年一回直売会を実施。今年も7月に開催され、トマト、なす、きゅうりなどが販売された。
他にも行政と連携して、地震などの災害が起こった時の農地の有効活用。天災が起こった際、建物が近くにないため畑は避難所となる。また、JAと行政が連携し防災訓練にも積極的に参加。万が一に備え、食料の供給・輸送ができるようにしている。
次世代を担う子どもたちのためにも、青壮年部でも積極的に取り組んでいる。武蔵野市には、現在6か所の市民農園があるが、そこでは、青壮年部の人たちが、利用者の方に野菜の作り方などを定期的に教えている。さらに、次世代を担う子どもたちに向けて少しでも農業に興味を持ってもらおうと「武蔵野野菜・たんけん隊」と名付けたイベントを企画。年2回、夏と冬に実施。市内の畑見学や収穫体験などを行っている。