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diary

2008年9月16日  特別な花

16日は私の誕生日。それも切りがよい50。この世に生を受けて半世紀。人はこれを大台と呼ぶ。思えばそんな年齢になった。子供の頃は50才というと人生あとは悠々自適に向けて着々と近づいているのかなあ・・などと勝手に考えていた。時は流れて40余年、現代の50才は老後の不安を抱えながら毎日を暮らしている。景気にも期待できず、年金もあてに出来ない。しかし健康面に関しては50才、思いの外元気だ。

大台を察知したのか、これまでプレゼントなどくれたためしのない息子が「はい、これ!」と黄色の花が咲く鉢を手渡した。第二反抗期らしく些かぶっきらぼうだ。聞けば自分で選んだという。中1の男子が花屋に1人で行き、彼女にでもなく父親に花を選ぶ姿。滑稽なぶん何だかジーンときた。どうしてプレゼントに花を選んだのか。予期せぬ返答。「だってさ、父さん、庭で緑をいじっている時が一番優しい顔してるから」見ていないようで見ているのだなあと気恥ずかしかった。早速庭に直植えした。図鑑で調べると「マリーゴールド」と判明。花言葉を見て思わず笑ってしまった。詰めが甘いというか、子供の限界というか。マリーゴールド、花言葉、嫉妬。待て、嫉妬するほど綺麗な花という意味か?いやいややはり親バカだ。100まで生きる自信はないが、後半の人生更に充実させたい、そう思う。

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特別な花

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