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diary

2008年9月29日  移ろいの時

毎年この季節になると目と鼻に秋を運んでくれるものがある。まずは目。どんなに夏が暑くとも冷夏でも、彼岸前には必ずスッと姿を現す彼岸花。そして、10月の声を聞く頃、甘い香りを放つのが金木犀だ。今年は北の方で初冠雪が早いという。それに合わせてか、金木犀も幾分早く花を咲かせた感がある。耳には、秋の虫達の透明な声が秋を表現している様がきこえてくる。そして夏味わえなかった潔い冷気に近づいた風が頬を撫でる。今年もあと3ヶ月。水田は緑(あお)から黄金(こがね)の時期を迎えた。

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移ろいの時

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輝きの前