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2009年11月22日  大鹿村の鹿肉

農産品や特産品を使った村おこしは各地で行われていますが、
今回ご紹介するのは、ちょっとかわったもの。
野生の「鹿」を利用して、村おこしをしている
長野県 下伊那郡 大鹿村(しもいなぐん おおしかむら)の
お話です。
 
大鹿村観光協会のジビエ担当
平瀬定雄(ひらせ・さだお)さんにお話をお伺いします。

大鹿村に関して教えて下さい。

長野県下伊那の北東部に位置する大鹿村。
南アルプスの山々に囲まれた人口1200人ほどの村。
ブルーベリーや野沢菜の漬物が特産品。

大鹿村では、農作物の鹿被害に悩んでいるそうですね。

ここ10年ほど野生の鹿による農作物被害が
深刻化している。
具体的にそれまで年間100頭程度だった鹿の駆除は、
500頭に増加している。

鹿の肉を使って、村おこしをしているそうですが・・・

駆除した鹿肉を有効利用するために
村内に鹿肉の加工所「ヘルシーミート大鹿」を設立し、
小売のシステムを確立。
加工所ができたことによって新鮮で臭みのない肉を
提供できる。

鹿肉は栄養価も高いそうですね。

赤身中心で、カロリーは他の肉に比べて低い。
例えば、牛肉の4分の1とヘルシー。
ただし1頭50kgで肉として使えるのは
10kg程度と少ない。

鹿肉はどのようにして提供しているのでしょうか?

一番のおすすめは、鹿肉のロティ。
ロティとは、ローストビーフのようなもの。
その他、ロース肉のステーキ、すね肉のハヤシライス、
鹿肉のカルパッチョなど様々なバリエーションがある。
食べられるのは、村内の10軒ほどのお店&民宿、旅館。

お客さんの反応はいかがでしょうか?

新鮮な肉を使っているので、臭みがないと好評。
カロリーが他の肉に比べて低いため、若い女性にも人気。