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2009年12月13日  梅と食育

各地域の小学校や中学校では、地元の特色を生かして
様々な食育の授業を行っています。
今日ご紹介するのは、地元の特産品である「梅」を使った
食育に取り組んでいる中学校のお話です。

千葉県野田市 JAちば県北 連合女性文化会・うめさと女性会の
奥村ちい子支部長にお話をお伺いします。

◎野田市は昔から梅の産地として知られているそうですね?

 現在は合併して野田市になったが、旧梅郷村地域は、梅の栽培が盛んな場所。
 各家庭で梅干しを漬けているほどです。
 我が家も自宅で自家製の梅干しを漬けています。

◎地元の中学校で「梅」を使った食育がはじまっているそうですね?

 JAの会員と市内の南部中学校の生徒が一緒になって
 「梅干し作り」をしています。
 南部中学校の敷地に、梅の木が30本近く植えられており
 毎年梅の実を付けるので、その梅を利用しています。 

◎学校で梅干作りを始めたきっかけを教えて下さい。

 以前までは、ただ捨てるだけだったが、
 4年ほど前に中学校から何かこの梅干しを有効利用できないか?と
 JAに相談があったのがきっかけで、女性会が指導を担当し、中学校の生徒が
 一緒になって梅干し作りをはじめました。

◎どれくらいの量の梅を漬けるのでしょうか?

 例年は300kg前後の梅を漬けますが、今年は収穫量が少なく180kg程度でした。
 6月の下旬にみんなで収穫をし、7月に水洗いして天日干しにします。

◎出来た梅干の評判はいかがでしたか?

 梅干しとしては、数ヶ月しか漬け込んでいないため、浅いものだが、
 まろやかな味がしておいしいと評判でした。