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2010年4月11日  グリーンツーリズム34(サーティーフォー)

いまの若い人は、日常の中で農業に接するということがあまり無いかもしれません。
そんななか、大学生が農家に民泊し、農作業をする「グリーンツーリズム34
(サーティーフォー)」という試みが話題を呼んでいます。

「広島県・三原市」「JA広島 農青連」の村上基治さんにお話をお伺いします。


◎はじめに広島県・三原市に関して教えて下さい。

三原市は近隣の町が合併して、2005年にできた新しい町です。
広島県の中央東部、尾道市の隣に位置しています。
農業も盛んだが、三原のタコつぼ漁も全国的に有名です。

◎「グリーンツーリズム34(サーティーフォー)」に関して教えていただけますか?

この取り組みは民泊の農業体験。3泊4日の工程。
毎年夏休みの8月の末から9月上旬にかけて行われます。
20年ほど前から広島県がはじめた取り組みで、JAが農家の方を紹介するなど、
協力をしています。
前回は20名の大学生が参加しました。
男子学生よりも女子学生に人気。昨年は8割近くが女性で、参加者はHPや印刷物
で募集します。

◎実際には、どのような体験をするのでしょうか?

希望者に事前に第一~三希望までアンケートを募り、自分のやりたい作業を行います。
そのため野菜栽培や花卉栽培、畜産など様々。大学生が向かう行き先は、県内
バラバラの地域です。

◎人気の秘密を教えて下さい。

普段では体験ができない作業ができる。
それから、参加料も3000円と格安。
大学生が自発的に考え、色々なアイデアも出してくれるので、受入農家自身の
勉強にもなります。また地域活性にもなります。

◎この取り組みを始め、思わぬ反響があったそうですが・・・

広島大学学生との意見交換・交流会をスタート。一般市民も集まるなど、予想外の
反響がありました。