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diary

2013年6月24日 白と青

富士山の世界文化遺産登録が決まった。
それも、ダメだと思われていた三保の松原を含んでである。
富士山から45キロ離れており、山との一体感に欠けるだとか、
テトラポットが景観を損ねていると指摘されていた三保の松原。
それを跳ね返すべく、文化庁長官はじめオールジャパンが
最後まで他国の委員に「富士見である三保の松原も!」
と訴えていたという。
富士山頂も三保にも行ったことがある。
山頂では青空の濃さと空気の薄さを、
松原では、海の青、雪を頂いた白のコントラスト、
45キロを感じさせない富士の壮大さに感動した。
静岡県の川勝知事は喜びと同時に
「登録の決定は終わりではなく、始まりに過ぎないのです。
日本人は富士山を守りこの遺産を次の世代に引き継いでいきます」
これまで国内で世界遺産登録された地域では、
観光客の増加により、交通渋滞や環境破壊など
“負の遺産”をもたらした側面もある。
数多くの合掌造りの建物が保存され、
平成7年に世界遺産登録された岐阜県白川村の白川郷。
村によると当時、世界遺産産地区内の駐車場は1カ所で、
計14台分だけだった。このため休日は大渋滞が発生。
23年に世界遺産となった小笠原諸島(東京都)
では登録後1年間の観光客が対前年比で1.7倍に急増し、
昨年3月には絶滅危惧種を含む樹木が大量に折られたことが発覚。
5年に世界遺産登録された屋久島(鹿児島県)でも、
登山道周辺で植生の踏み荒らしやトイレ不足が問題となっている。
受け入れる側も行く側も、
「自然から、その美しさを見せてもらう」
という謙虚な気持ちを忘れてはならないと思う。
それにしても、三保の松原近くに暮らす皆さんの喜びぶりに
こちらまで胸が熱くなった。
整いました!
世界遺産に決まった三保の松原とかけまして
黄金バットとときます。
その心は、富士見(不死身)の代表格なのです。
古いですかね・・・。

白と青
白と青