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diary

2013年8月12日 自室にて酷暑

立秋過ぎて連日の猛暑。
お盆休みをとり、故郷で過ごしている方も多いことだろう。
そんなお休みムード直前に不快な出来事が。
先日8日、同居している母に、「母さん助けて詐欺」の
電話が来たのだ。
警視庁がホームページで犯行の手口を紹介しているが、
概ね同じストーリーだった。
ただし、本人(息子)と信じてしまう情報が複数あったという。
流れはこうだ。
クーラーで喉をやられ(私の声と違っていても不思議はない)
病院に来た。
そこで、置き引きにあった。
携帯だけは持っていた。
財布などすべて盗られた。
その上、会社の放送機材(300万円)も盗まれた。
その機材は、会社に無断で持ち出したもので、
今日中に弁償しないとクビになる。
ここで電話をいったん切る。
数分後、再び電話が来る。
今度は、上司という人物も登場。
上司の責任でもあるので、金を集めているが、足りない。
「お母さん、協力してください。幾ら都合つきますか?」
その際、金融機関でのお金の下ろし方も指定。
それを、自宅に持ち帰り、向かわせた係の者に渡してほしいという。
母の息子が放送局に勤めていることを知っているのだ。
会社がある場所も知っていた。
母も半信半疑で聞いていたという。
電話の中身を孫(私の子供)に相談したところ、
息子は「それ、オレオレ詐欺だよ!」と言って
私に電話をし、私が電話に出て、事なきを得た。
今回は未遂だったが、悪い偶然が重なると・・・・。
母親一人だったら、パニックになった可能性がある。
また、私が携帯電話に出られなかったとしたら・・・。
すぐ警察に通報し、アドバイスを受けた。
母曰く「私は大丈夫!などと思っていたけれど、
冷静でいることの難しさを感じたわ。
長く生きていると色々あるものねえ。気を付けないと」
と、ぐったりしていた。
困っている子供を何とか救ってやりたい・・・
そんな、親心を悪用する犯罪。
平成25年上半期(1~6月)の全国の特殊詐欺の被害総額は
約211億7千万円に上り、
過去最悪だった昨年1年間の被害総額
約364億4千万円を上回るペースとなっている。
なぜ被害がなくならないのか・・・。
専門家の説明を簡単に紹介する。
人は、じっくり考える“熟慮処理系”と、
直感で判断する“自動処理系”を組み合わせて意思決定する。
恐怖や時間的切迫などストレスが加わると、
自動処理系による判断が優先され、だまされやすくなる。
こんな実験結果がある。
特に50歳以上の女性で、判断時間が短くなると誤った結論を下す割合が高まる。
オレオレ詐欺被害者の82%がこの層にあたるという。
犯人は「今日中にお金がないと間に合わない」とせかして、判断力を鈍らせる。人は情報の7~8割を視覚から得ており、
電話の声だけで相手を識別するのは難しいのだ。
日頃から、家族間での打ち合わせが大事!
痛切に感じた。

自室にて酷暑
自室にて酷暑

冷静
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