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diary

2017年11月13日 秋深まる

11月5日は「世界津波の日」
前回は、和歌山県広村、稲むらの火について記した。
実は、庄屋さんの濱口梧陵(はまぐち ごりょう)は
2度農民を救ったと言われている。
1度は農民を津波から
そして今1度は農民を困窮から救った。

津波が去った後、農民の命は助かった。
が、家を失い、仕事も無くした村人たちは途方に暮れていた。
そして、村を捨てて出て行こうとする人も出てきたのである。
梧陵は考えた。
「このままでは村が滅びてしまう。
広村で生きていける方法はないのだろうか...。
そうだ、仕事を私が作ろう。
浜に堤防を築くのだ。
村人が働き、お金を払い、生活出来るようにしよう。
そうすれば、故郷で生きる希望も湧いてくるはずだ」
地震のあとの炊き出しで、蔵の米もなくなっていたが、
梧陵は全財産を堤防造りに投じることを
家族などに理解してもらった。
広村の人たちは、梧陵の決断に感謝しつつ
畑の仕事や漁の仕事をしながら、堤防を造った。
4年がかりで立派な堤防が完成し、
海側には松の木を、土手には、ハゼノキを植えた。
村人は、広村を離れずに済んだ。

それから長い年月がたった。
再び広村を大地震による津波が襲う。
しかし、街は梧陵堤防のおかげで守られた。
人々は感動した
「梧陵さんに3度救われた」と。
稲むらの火
防災上の教訓がこの物語には
たっぷりと含まれている。

秋深まる
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