3日目は気仙沼で遭遇した東日本大震災のお話。
「TBC東北放送の仕事で、海のすぐ近くにいました。
ものすごい揺れで。放送があって、津波に注意してくださいと、
それで高台に避難することになって」
「津波が来るという感じはまったくしませんでした。
でもみんなが避難するから、僕らも。
40分後に津波が来ました。8mの津波が来たんです。
まず海の底が見えて、水がなくなっていって。
それで沖を見たら、水平線の上にもう一つ水平線があった。
それがどんどん向かってきて陸に上がってきた。
怖かったですね、本当に...」
徹さんも、阪神淡路の体験談を
「ぼーっと見てるしかなかったんだね」
「僕もそうでした。見てるしかないんです。
自分の家が流されてしまう人たちも、ぼーっと見てるだけで」
「僕らは生かされたという気持ちが強くて。
これはこんなに大変だということを、
どんどん伝えなきゃいけないんだと思ったんです」
「地元だったし、目の前で見てたし、
同級生も被害に遭ったりしてるし...正直、まだまだなんです。
これはもっともっと、伝えなきゃいけない」
最近は熊本の支援にも出かけて、石巻のワカメスナックや
金華サバを届けてきたという伊達さんの、真摯な姿勢が感動的でした。

【渡辺 徹 家族の時間】 テーマ:ブログ 2016年9月28日 17:00