プロ登山家・竹内洋岳さん
2017年10月27日(金) 極シアター
きょうの『極シアター』には、日本人初の8,000m峰14座登頂に成功した竹内洋岳さんをお迎えして、「登山の魅力」、そして「山登りの哲学」について、たっぷり語っていただきました。
★☆★☆★本編は
登山は、基本的に想像力の勝負。それも、できるだけリアルに想像することという竹内さん。
誰も登ったことのない山を、誰も経験したことのないルートで登るのは、それ自体、想像力が必要だそうで、この山に登ったらどうなるだろうか、と想像しなければ山には登れないんだそうです。
さらに、山登りは、この想像する部分が一番おもしろいんだそうです。
登っている最中は息が切れるし、苦しいだけ。でも次はどこに行こうか、誰と登ろうか、何を着ていこうか、と考えている時が一番楽しいし、そこからすでに登山は始まっているんだそうです。
「あの山に登りたい、と思った瞬間から登山は始まる」、心にしみる一言でした。
■竹内洋岳さんの情報は・・・
竹内洋岳14project - ホーム | Facebook
https://ja-jp.facebook.com/hiro14takeuchi/
<竹内洋岳(Takeuchi Hirotaka)さんプロフィール>
1971年、東京のお生まれです。
登山の好きな祖父の影響を受け、幼い頃より登山とスキーに親しまれました。
1995年、初めての8,000メートル峰・マカルーに登頂。2007年、10座目に当たるガッシャブルムIIで雪崩に巻き込まれ滑落。腰椎破裂骨折の重傷を負うも、近くにいた登山家たちの連携によって救助され、奇跡的に生還されます。その後、懸命なリハビリによりわずか1年で回復され、翌年、事故にあった同じ山に登頂されました。
以降、登頂を続け、2012年5月に日本人で初めてとなる8,000メートル峰全14座完全登頂を達成されました。
2013年「植村直己冒険賞」を受賞されるなど、その活動は高く評価されている竹内洋岳さんです。