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美しい昔(ニュー・バージョン)/天童よしみ 2004/02/27
メッセージ&エピソード

本日のパートナー、天童よしみさんの新曲です。

この曲について
「美しい昔(ニュー・バージョン)」(2004年2月13日リリース)
作詞作曲・SON TRINH CONG、訳詞・高階真。「美しい昔」は、「ジェム・スー」という原題のベトナムの反戦歌。作者のSON TRINH CONG(チン・コン・ソン)は、ベトナムの60年代前半に活躍したシンガー・ソングライター。ハノイ出身の女性歌手カイン・リーと組んで、この「美しい昔」や「白い夏」など数々の反戦歌の名曲を生んだ。そのカイン・リーは70年の大阪万博に出演し、日本語盤の「美しい昔」をリリースした。72年、チン・コン・ソンは、当時の南ベトナム政権から曲の出版を禁止され、その後復活したが、2001年4月1日、ホーチミン市で死去した。享年62歳だった。天童さんとこの曲との出会いは今から20数年前・・・。この曲は1978年のNHKドラマ『サイゴンから来た妻と娘』の挿入歌だった。それが忘れられず一昨年2002年8月、天童さんはベトナムへ「美しい昔」のルーツを訪ねる旅へ出た・・・。その後、この曲をコンサートなどで歌い続け、2003年9月25日リリースのミニアルバム『美しい昔』に収録、11月26日にシングルリリースしたが、昨年暮れの紅白歌合戦で、二胡の音色が印象的なニュー・バージョンを披露したところ、大きな反響を呼び、急遽今回のリリースとなった。
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