みずいろの手紙/あべ静江 2004/7/4 メッセージ＆エピソード 福岡市のイズミさんへ 僕が中学２年生の時、転校したその日に初めて話した人が彼女です。学校の階段で、ボーッと立っていた僕に、彼女の方から「どこから来たの？名前は？」と話しかけてきました。まもなくして、一度だけ授業のことで紙切れを渡されたことがあったのですが、その内容たるや全く覚えていません。というよりは、ろくに見なかったというのが正確な表現です。その後、高校も同じでしたが、ほとんど話すこともなく、特別な感情を抱くこともなく卒業。再会したのは２０００年のことでした。高校の同窓会を行うことになり、同じ大分市にいることが分かり、連絡を取りました。でも、「３０年近く前にこんなこともあったよね」と話しても、「へえーっ、そんなことあったっけ」てな感じです。そうかもしれません。最初の僅かな会話だけで、その後は互いに空気みたいに過ごしてきたんですから…。その彼女も今年の３月に福岡市に引っ越してしまいました。今でも時々連絡はとっていますが、良い奥さんをなさっているようです。 大分県大分市けやき台　ラジオネーム「もっくん」さん この曲について 「みずいろ手紙」（１９７３年９月２０日リリース） 作詞・阿久悠、作曲・三木たかし。シングルチャートの最高７位、２６．４万枚の売り上げ。 <<バックナンバー目次へ戻る