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しおさいの詩/小椋佳 2004/10/14
メッセージ&エピソード
かつて愛した那覇のKへ

毎年、夏の終わりが近づくと、思い出す人がいます。大学時代の後輩のKのこと。8月28日は彼女の誕生日だからです。今から24年前、大学を卒業し郷里の沖縄へ帰った彼女から、その半年後、「恋愛と結婚は別だから」と別れを告げられました。当時、彼女の私への思いが明らかに薄れていたのは、私も薄々わかってはいましたが、私はいても立ってもおられず、那覇へと向かいました。しかし、再会は出来たものの、結局夜の那覇の酒場で、初めての泡盛を飲んで一人酔いつぶれるしかありませんでした。彼女は、私にとって生まれて初めてつき合った女性だったから、つき合っている間はめちゃ嬉しかったし、ケンカもしたけど、幸せでした。今は私もおじさんと呼ばれる歳になり、Kもいいおばさんになってしまったことでしょう。でも、私の脳裏には今でも22歳のKしか残っていません。つきあい始めた頃、彼女は「小椋佳の『しおさいの詩』を聴いているんです」と言っていました。そのことを思い出し、この曲をプレゼントします。

ラジオネーム「三重の49男」さん
この曲について
「しおさいの詩」(1971年2月1日リリース)
作詞作曲・小椋佳。ファーストアルバム『青春〜砂漠の少年』よりシングルカット。
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