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いっぽんどっこの唄/水前寺清子

2008/7/6

メッセージ&エピソード
今は亡きお父さんへ

現在、私は59歳。父が亡くなった時の年齢に近くなりました。父が亡くなってもう二十七年になります。物心ついた頃、父はいつも家にいませんでした。それでも私が小2になった時に家を借り、母や私たち3人の男の子とみんなで暮らし始めました。父は寡黙で、私たちとはほとんど会話もなく、ただしつけには大変厳しい人で、それまで祖母や母に甘やかされて育ったチビッコギャングのような3人兄弟は、毎日のように父に叱られたり、殴られたりしました。私は父から叱られるたびに、祖母の家に逃げ、あとで母に迎えに来てもらったものです。そのせいか、私は自分の子供たちには一度も手をあげたりはしませんし、いつもこちらから声をかけるなどイイ友達オヤジをして来ました。でも、いろいろ歳を重ねて思う時、やはり父は私たちのことを本当に思っていてくれたのだとわかって来ました。ただ憎い、母をいじめてばかりいる嫌なオヤジだと思っていたのに、私が高一の時に母が亡くなると、父は一八〇度大変身、母親役も務めるマス夫さん生活になりました。今は私たちのために頑張ってくれたオヤジにありがとうを言いたいです。でも、もっと子供の頃から話したかったな。リクエスト曲、「いっぽんどっこの唄」、水前寺清子さん、チータファンのオヤジでした。

神戸市西区 ラジオネーム「七色仮面」さん
この曲について
「いっぽんどっこの唄」(1966年11月リリース)
作詞/星野哲郎、作曲/富 侑栄
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