番組について
ONAIR REPORT
BACK NUMBER
  ◆最新の歴史探訪
◆過去の歴史探訪
   
PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
6月27日(月)〜7月1日(金)「東海道53次無茶苦茶でんがなまんがなプレゼント!」の旅。

6月27日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
お江戸日本橋を発ってから6日目の本日は、
遠州・浜松宿をご紹介いたします。

楽器とオートバイの街としておなじみの浜松。
神君・家康公が駿府に移るまで
17年の月日を過ごしたという
由緒ある土地だけに、
江戸時代からたいへん栄えた土地。
当時は大名や幕府役人などが泊まる格式の高い宿、
「本陣」が6軒もあったそうですから、
往時の賑わいがしのばれます。
さて、浜松を出て西に向かうと、
まもなく目の前に広がる大きな湖が、浜名湖。
浜名湖といえば…そう、鰻ですね。
本日は浜松のおいしい鰻屋さん
「浜名湖 山吹」にお邪魔いたしました。

…実は浜名湖は、日本の鰻養殖発祥の地。
養殖が始まったのが1900年(明治33年)と言いますから、
実に105年もの歴史があるわけです。
気候が温暖で、大量の真水があり、稚魚が豊富に取れる。
そして当時、東海道線も既に開通していましたから
東京、名古屋、大阪…と大消費地への出荷も便利。
正に、鰻養殖のためにあるような湖だったんですね。
脂のノッた、浜名湖産の鰻。ホントーに、うまいんです。


6月28日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
お江戸日本橋を発ってから7日目の本日は、
いよいよ尾張国に入って現在の大都会・名古屋市、
宮宿をご紹介いたします。

宮宿の「宮」とは熱田神宮のことで、
この宿場は当時も門前町として大変な賑わいようでした。
熱田神宮は、三種の神器の一つ、草薙剣を御神体とする、
伊勢神宮に次ぐ、およそ2千年に渡る古い歴史を誇る神社。
6万坪の敷地の中には、樹齢千年の楠などが鬱蒼と茂って、
神々しい雰囲気に満ちており、大都会・名古屋の
緑のオアシスとして市民に親しまれています。
さて、名古屋の「味」といえば…手羽先。ビールに合います。
本日は特産・名古屋コーチンの手羽先をゲットすべく、
「鶏久本店」にお邪魔いたしました。

…名古屋コーチンは、明治維新で職場をなくした
尾張藩士たちが、熱い志を持って養鶏に取り組み、
幾多の困難を乗り越えながら作り上げた品種です。
もともと尾張は、卵や鶏肉を取るため、
江戸時代から養鶏が盛んだった土地。
そこで育てられてきた日本独特の地鶏と、
中国原産のコーチン種とを掛け合わせて作られたのが、
「名古屋コーチン」。
1905年(明治38年)に、品種として公認され、
今年で100周年を迎えた伝統の味。
コクのある肉質は、一度食べたら、病みつきです。
  

6月29日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
お江戸日本橋を発ってから8日目の本日は、
東海道五十三次・最後の宿場、
近江国・大津宿をご紹介いたします。

大津は琵琶湖沿岸のもっとも大きな港町。
北陸や東北からの物資は、琵琶湖の北で船積みされ、
そしてここ大津で再び陸揚げされてから
京、そして大阪へと運ばれていきました。
古くからの物流の一大拠点だったわけですね。
近江国、滋賀県の名産といえばやはり琵琶湖で取れた魚。
そしてもう一つ、忘れてはならないのが「近江牛」です。
本日は特産・極上の近江牛を求めて、
「ラ・ベル・アヴァンス さかえや本店」にお邪魔いたしました。

…江戸時代には、基本的に肉食は禁じられていました。
ところがこの近江では、名産として牛肉の味噌漬けが生産され、
毎年、将軍家に献上していたという記録もあります。
いったい、なぜこんなことが可能だったのかといえば、
実は牛肉は「薬」だと考えられていたため。
食い道楽を満たすのが目的…ではなく、
弱った体にとって何よりの栄養源である、として
多くの大名たちが愛用する、おいしい「薬」だったのです。
今日の近江牛は、肉のキメが細かいため柔らかく、
口に入れたとたんにまろやかな風味がパーッと広がって、
肉を食べる喜びを味合せてくれる逸品です。


6月30日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
お江戸日本橋を発ってから9日目の本日は、
いよいよ終点、京の都に到着。
世界に名だたるグルメシティ、京都をご紹介いたします。

お江戸日本橋から495・5キロ、
東海道の終点、京都・三条大橋。
この橋が歴史に登場するのは、1590年(天正18年)。
豊臣秀吉が、それまで架かっていた橋の全面的な改修を
命じたという記録が残っています。
現在の橋は1950年(昭和25年)に架けられたものですが、
柱に被せる擬宝珠(ぎぼし)には、秀吉当時のものが、
合計14個使われており、当時の面影が感じられます。

さて、京都の味…といえば、「おばんざい」。
「おばんざい」とは、毎日のおかずのこと。
京都は山に囲まれた盆地で、以前は、その地理的な特徴から、
新鮮な食材を手に入れるのが難しかったため、乾物や野菜を
材料に、工夫を凝らした「おばんざい」が生まれました。
ちりめんじゃこや身欠きにしん、棒鱈といった干し魚と、
芋や豆、筍など特産の野菜を合せた料理は、観光客にも大人気。
  本日はおいしい「おばんざい」を求めて、
「京都祇園 藤村屋」にお邪魔いたしました。

古くからの庶民の知恵がギューッと詰まったおばんざいの数々。
どれをとっても、どんどんご飯が進んでしまいます。
ダイエット中の方は近寄らないのが、懸命かもしれませんよ。

PAGETOP

サウンドオブマイスタートップページ くにまるワイド ごぜんさま〜 INAX JOQR 文化放送 1134kHz 音とイメージの世界 SOUND OF MASTER サウンド オブ マイスター