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PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
4月17日(月)〜4月21日(金)今週のテーマは、 スペシャルウィーク特別企画「邦丸黄門漫遊記 箱根・伊豆・熱海極楽トライアングル 夢の旅」をご紹介します。

4月17日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、焼津「福一漁業」をご紹介します。

ワゴン車「ごぜんさま」号の旅、目的地は「焼津」。
去年の夏、東海道珍道中でお邪魔した、極上マグロの里です。焼津の海は、波が荒く、そして深いのが特徴。海水浴にはあまり向いていませんが、ところがこんな海こそが本当の海で、泳ぐにはぴったりだ…明治の昔、そう考え、この海に魅せられた一人の男がいました。

その名は「小泉八雲」。
元の名、ラフカディオ・ハーンは、日本のとりこになり、「怪談」など、数多くの日本に題材を採った作品を残した文学者です。夏休みを海辺で過ごしたいと願っていた八雲は、最初、浜松近くの海岸に案内されました。が、遠浅で気に入りません。どこか泳ぐのに適した浜辺はないかと太平洋岸を探し、そしてフラリとここ焼津に立ち寄ると、たちまち、この男性的な海の魅力にノックアウトされ、それ以来、亡くなる前の年まで、夏を焼津で過ごしました。市内には八雲を偲ぶ記念碑が建っていますし、滞在した家は、愛知県の明治村に移されて残っています。
さて、そんな八雲も愛したに違いない、焼津の極上マグロ。ちょいと足を伸ばし、懐かしい福一漁業さんを再び訪れ、岡田さんにお話を伺いました。



4月18日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、三島「元祖・うなよし」をご紹介します。

ワゴン車「ごぜんさま」号の旅、熱海のすぐ近く、三島まで戻って来ました。ここ三島の特徴は、何といっても水がいいこと。富士山に降った雨や雪が地中深く吸い込まれ、それが三島のそこかしこから湧き水となって再び地上に顔を出すのです。もちろん料理に使えば味を一段と引き立たせますし、顔を洗うにしても、お風呂に入るにしても、効果抜群。三島の女性は、本当にお肌がツルツル、スベスベです。

その昔、三島の女郎はとにかくクオリティが高いということで、東海道を旅する人々の一服の清涼剤になっていたそうです。時代の変遷と共に、三島女郎は姿を消しましたが、江戸の昔から、女郎と並んで三島名物だったのが「鰻」。
三島の鰻もまた、極上の水の中で暮らしているわけですから、これがまた本当にうまい!
そんな三島のうまい鰻の中でも、これまた飛び切りの逸品を食べさせてくれる、「うなよし」さんにお邪魔しました。

週末には観光バスが停まる人気店、「元祖うなよし」。
真っ白、さっくりとした「骨せんべい」も最高です。三島旅行の際は、ぜひお訪ね頂きたい名店です。



4月19日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、伊東「山六ひもの店」をご紹介します。

ワゴン車「ごぜんさま」号、目的地は「伊東」。
ご存じ、伊豆半島屈指の温泉リゾートです。「伊豆」の地名は、「湯、出づる国」の「出づ」に由来すると言われていますが、その「伊豆」の「東」にあるから伊東。温泉の歴史は古く、かの清少納言「枕草子」にも登場。また1598年(慶長3年)には、江戸城に「御前湯」として献上されたという記録も残っています。いったいどうやって運んでいったので
しょうか…。それだけ歴史の古い温泉ですから、昔から数多くのエピソードが残されています。

古くは曾我兄弟・仇討ち物語の重要な舞台になっていますし、日蓮上人が流罪にされ、漁民にかくまわれたのもこのあたり。江戸時代にウイリアム・アダムス、三浦按針が、徳川家康に命じられ、日本で初めての洋式の帆船を建造したのも、ここ伊東での出来事でした。

伊東が産んだ、最も有名な文学者が、詩人・木下杢太郎。
市内各所に、杢太郎にちなんだ史跡がありますが、海岸には「海の入日」という詩の文学碑が建てられています。

 「濱の眞砂(まさご)に文かけば また波が来て消しゆきぬあはれはるばるわが思(おもい)、
 遠き岬に入日(いりひ)する。」

さて、伊東の味といえば忘れられないのが「干物」。
味の良さで知られる「山六ひもの店」、鈴木さんにお話を伺いました。



4月20日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、熱川「熱川精肉店」をご紹介します。

ワゴン車「ごぜんさま」号、伊東からやや南へ移動、熱川へとやって来ました。
「熱の川」と書いて、熱川。名付け親は、あの江戸城をこしらえた太田道潅です。

ある日、伊豆・天城山まで狩りにやってきた道潅が、この地に立ち寄ると、川面から湯煙が上がっています。
近づいてみるとケガをした猿や猪が集まり、川辺から湧き出す湯にその身を横たえ、なんとその傷を癒している。
「どれどれ、わしもつかってみるかの」道潅は猿をかき分け、自ら湯につかり、くつろぐうちに、疲れがとれ、みるみる
生気がみなぎってくるのを感じました。「うむ、よいのう。ここを熱い川、熱川と名づけよう」それ以来、この地は「熱川」と呼ばれるようになったという訳。
なんといってもこの地の温泉は、平均で100度、実際に熱湯が吹き出しているので、非常に熱い。この熱気を利用しなくてはもったいない…というわけで作られたのが、名高い「熱川バナナワニ園」です。

さて、この熱川の温暖な気候の中で、天城山系のおいしい水を飲みながら、のびのびと育てられたのが、銘柄豚の「熱川高原フレッシュポーク」。取り扱い店の「熱川精肉店」、太田さんにお話を伺いました。熱川近辺でしか手に入らない極上の豚肉です。



4月21日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「南伊豆漁協」をご紹介します。

「ごぜんさま」号箱根・伊豆・熱海の旅もいよいよ最終日。最後は振り出し地点に戻って、南伊豆・弓ヶ浜です。

南伊豆漁協さんには、初日、イセエビや金目など、その日に上がったオイシイ魚でご協力いただきましたが、どうしてもあの味が忘れられず、最後もまたこの地に戻ってきてしまいました。何かおいしいモノ、他にもありませんか…と、目を血走らせて迫る黄門一行に、フトコロの実に深い南伊豆町漁協の皆さんは、さらなる切札を見せてくれました。
さて、極上の美味とは何でしょう? 漁協の渡辺さんにお話を伺いました。

アワビには赤貝と黒貝の2種類があり、どちらがうまいか…といえば、これ、圧倒的に黒貝なんです。噛みごたえが
ある、というよりは、硬い、といった方が近い、確実にアゴがクタビレてしまうシロモノですが、しかし旨い。歯がなくなってしまったお年寄りでも、「赤よりは黒じゃ」とこちらを選ぶという逸品です。



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