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PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
8月21日(月)〜8月25日(金)
今週は スペシャルウィーク特別企画 「邦丸黄門漫遊記 ごくらく栃木の旅」をご紹介します。

8月21日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「ホテル四季彩」をご紹介します。

すっかりおなじみになりました、邦丸黄門漫遊記、ワゴン車「ごぜんさま」号の旅。今回は東京から東北道を北へおよそ2時間、どこへ行っても「こんな近くにこんないいトコあったの?」と驚かされる下野の国、栃木県の名湯とオイシイものをたっぷりご紹介して参ります。
まず初日の今日は、かの日光の名高い「いろは坂」をヨイコラショと上りまして、たどり着いた中禅寺湖畔。「日光見ずして、結構と言うなかれ」…と、おそらく日本一有名かもしれないダジャレがございますが、しかしこの「いろは坂」から中禅寺湖に至る眺めは、正に結構そのもの。そしてその湖畔からほんの少し、山を上がったところにございますのが、本日の宿「ホテル四季彩」。外を眺めていると鹿が顔を出してくれる、野趣豊かなお風呂も最高ですが、料理がこれまた絶品。そんじょそこらでは売っていない、朝一番の手絞り湯葉。自家製味噌で味付けした絶品の栃木和牛朴葉焼き。そして板前さん全員が打てるという見事な手打ち蕎麦、吟味を重ねた地元の有機栽培米に天然飼料で育てた鶏の卵、何もかもが素晴らしいの一言に尽きる宿です。もと高校球児、神尾支配人にお話を伺いました。

もちろん、ご家族でお出かけになるのも素敵な宿ですが、こちらのお宿、どこか隠れ家的な雰囲気もありまして、カップルで訪れるにも最高。思い切りムードが高まっちゃうこと、間違いなしですよ。



8月22日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「やまの宿 下藤屋」をご紹介します。

日光、中禅寺湖の素晴らしい眺めを満喫した、われわれ「ごぜんさま号」一行、今日はそこからさらに一山越えまして、奥塩原新湯(あらゆ)温泉へと向かいます。
本日のお宿は、この温泉の仲でも老舗中の老舗、創業・明治元年と申しますから、もう140年の歴史を誇る、「やまの宿 下藤屋」さん。こちらの最大の特徴は、なんといっても80度の源泉がたっぷり流れ込んで来る、自慢の檜風呂です。もちろん、そのままでは熱くて入れませんが、うめてしまうのはもったいない…ということで、浴槽に流れ込む量を調節しながら、ちょうどいい湯加減になるよう工夫していらっしゃる、まことに細やかな心遣いのお宿でございます。

お湯は、乳白色の天然温泉。体にはとてもいいのですが、クーラーや冷蔵庫など、電気製品にはあまりよくない、すぐダメになってしまうという経営者泣かせのお湯なんですね。この見事な檜の内湯で暖まったら、歩いてすぐの共同浴場、また露天風呂など、湯巡りがたっぷり楽しめます。お風呂を満喫したら、あとはお食事。地元でとれた新鮮なキノコが実にうまい、マイタケ、シメジ、クリタケ、そして珍味「チチタケ」といった山の幸が食卓を彩ります。渡辺専務にお話を伺いました。

到着するとまず、ロビーでお抹茶を出していただいて、そしてお茶菓子に手作りの甘納豆が添えられていたのですが、これがまた実にウマかった。本当に、すみずみまで行き届いた、気持ちのいい宿でした。



8月23日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「湯守 田中屋」をご紹介します。

本日は賑やかな塩原温泉の中心部へとやって参りました。折しもこの塩原温泉郷、実は今年で開湯1200年というめでたい節目の年。西暦806年(大同元年)に猟師が発見したと伝えられるこの塩原温泉、1884年(明治17年)に、塩原街道が開通してから。以来、夏目漱石、谷崎潤一郎、斉藤茂吉といった名だたる文人がこの地を訪れるようになりました。また尾崎紅葉の「金色夜叉」はここ塩原で執筆され、作品の中には塩原温泉も登場します。考えてみると、「金色夜叉」、クライマックスは熱海ですし、ここ塩原も舞台になるということで、尾崎紅葉という方、本当は単なる温泉好きだったのかもしれませんね。

さて、本日は、「日本三大渓流露天風呂」の一つといわれる、見事な渓谷の眺めを楽しめる野天風呂の宿をご紹介します。このお風呂、320段もの石段をテクテクと降りてやっと現場に辿り着けるという、実に野趣豊かなロケーション。もちろん建物には居心地のいい大浴場もあり、の〜んびりくつろぐことできる「湯守 田中屋」。お風呂でご主人の田中三郎さん、そして朝食後、女将さんの「ゆき」さんに、お話を伺いました。

野天風呂は女性専用もあるので安心ですが、勇気のあるカップルは混浴に挑戦するのもいいですよ。私たちが訪れた時も、河原で楽しそうに遊んでるカップルがいて、目の保養をさせていただきました。またロビーには地元でとれた新鮮なトマトやキュウリが置いてあって、これがまた最高でした!



8月24日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「畠山鈴香の宿 川治温泉 一柳閣本館」をご紹介します。

本日の目的地は、これまた栃木を代表する温泉郷の一つ、川治温泉。昔ながらの情緒が漂う、懐かしい匂いのする温泉場ですが、本日はその中でも昭和9年9月9日開業という、戦前からの歴史を誇る名旅館、一柳閣本館にお邪魔します。

漢数字の「一」に、「柳」と書いて「一柳」。もともとこの名前をつけたのは、「布団」や「田舎教師」で知られる明治の文学者、田山花袋なんだそうです。もともと、この旅館の創業者のお父様が、群馬・館林で割烹料理店をオープンする時、日頃付き合いのあった田山花袋に「お店の名前、どうしたらいいですかねえ」と、お伺いを立てた。よもやま話をするうち、そのお父様が、弓の名人で「一柳」という号を持っているということがわかり、「じゃあ、その号から『一柳亭』としたらどうかね」とアドバイス、すぐ傍らにあった筆を取り上げて、その屋号をしたためてくれたんだそうです。後に、その「一柳亭」を引き継いだ息子が、ここ川治で旅館をオープンすることになり、旅館だから、「亭」というよりは「閣」だろう、ということで「一柳閣」。石島常務にお話を伺いました。

もちろんお風呂も魅力満点ですが、それだけではなく、石島常務が「お客様に楽しかったと思われる宿にしたい」と、いろいろ工夫を凝らしてらっしゃる、本当に楽しい旅館です。朝食バイキングでは毎朝、常務自らがお餅をつくのが売り物。またロビーでは夏場は「ウエルカムそうめん」が楽しめたり、剣玉などのおもちゃが置いてあって、思わず夢中になってしまったり。遊び心一杯の宿、それが「一柳閣本館」でございます。



8月25日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「ホテルフロラシオン那須」をご紹介します。

夢のような温泉三昧、栃木の旅前半戦最終日は、日本を代表する別荘地の一つ、那須。昭和天皇がこよなくその自然を愛した土地としても有名で、現在も那須御用邸は、皇族の皆様がしばしば訪れる場所として知られています。またこのあたりは古くから、奥州街道の街道筋だったため、数多くの遺跡や史跡が残されている土地でもあるんですね。いま、ちょっとしたブームになっている「奥の細道」の旅で、かの松尾芭蕉もこのあたりを訪れています。

さて、今週は、ここまで情緒たっぷりの温泉旅館が多かったのですが、本日はちょっぴり雰囲気が変わりまして、ゴージャスなリゾートホテル。広大な「安愚楽牧場」の一角に建てられた、オシャレな北イタリア風のホテルです。もちろん、この時間でご紹介するからには、温泉も極上。牧場の敷地内で湧き出る源泉を利用して、のんびり景色を楽しめるガラス張りの大浴場が作られています。宿泊課マネージャーの赤沢さんにお話を伺いました。

ホテルに入った瞬間から、爽やかなハーブの香りが漂い、また客室は広々としてくつろぎの空間が広がります。お食事は、自社牧場、自慢の黒毛和牛を楽しめるレストラン、そして日本料理のお店も用意されていて、好みに合わせて食べられるという趣向。実にゴージャスな時間を楽しめるホテルです。



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