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PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
10月2日(月)〜10月6日(金)
今週のテーマは、「邦丸黄門漫遊記 築地市場食べ歩き」
東京、いや日本を代表する食材の供給基地・築地の味覚をご紹介します。

10月2日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「大間のまぐろの赤身」をご紹介します。

味の宝庫・築地は、人気の高い海の幸、魚をはじめとしてスター揃いなんですが、トップバッターは人気ナンバーワン、大間のまぐろの赤身です。戦前までは、ごくふつうの魚だった「まぐろ」。今では、お子さんからお年寄りまで、広い年齢層に圧倒的な人気があります。高級まぐろの水揚げで知られる、青森県の大間のまぐろを味わうことが出来る、まことに結構なことでございます。

1日に取引される水産物およそ2、200トンと言われる築地市場でも、まぐろの人気は断然トップ。昨年、平成17年には、2位のサケ・マスの3万トンの倍、6万4千トンの入荷があったんです。そう言えば、今までに「まぐろは嫌い」という方に出会ったことがございません。飽きがこない、それでいて、高級感が漂う…まぐろの赤身の人気の秘密は、こんなところにあるのかも知れませんね。



10月3日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「車海老」をご紹介します。

海老の種類は世界におよそ2300! そのうち食用として取引されているものは、およそ170種類なんだそうです。海老というのは、不思議な食品です。主役にも脇役にもなる。生でもよし、茹でてよし、焼いてよし、揚げてもよしというオールラウンドプレーヤーなんです。海老の中でも人気が高いのが、はい、車海老。今日は生の車海老をいただけるそうで、築地に向かう足取りも軽くなっております。海老の王様といわれる車海老について、海老の仲卸し、株式会社平井本店 代表取締役・平井啓之(ひらい・ひろゆき)さんにお話をうかがいました。

絶品の車海老、心行くまで味わうことができました。昔は、東京湾でも味の良い車海老が獲れたそうなんですが、しだいに水質が良くなっているので、復活する可能性がある…と伺いました。和・洋・中、どれにでも合う、飽きることがない食品なんですね。



10月4日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「サケ」をご紹介します。

わが国で1年間に消費されるサケの量は、およそ60万トン。サケも、日本人が好きな魚なんですね。サケが生まれた川に戻ってくる習性は、よく知られていますが、ではより美味しくいただくにはどうしたら良いか?
築地ならではの選りすぐりのサケ、果たしでどんな至福の時が待っているんでしょう。

お話を伺った中嶋さん、サケの身は、背の方よりも尻尾に近い方が断然おいしい…と力説されていらっしゃいました。尻尾に近いところは、いつも筋肉を動かしているから美味しいんだとか。納得であります。鮮度が良いものは、加工するときに少しの塩でよいそうですね。塩を使うのは、日持ちをよくする効果のほかに、魚の持つ味を引き出す作用があるんだそうです。カナダ産、ロシア産、国産とありますが、身の厚さに関しては、断然、外国産の方に軍配が上がるようです。



10月5日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「イクラ」をご紹介します。

宝石のように一粒一粒が自己主張している、秋の味覚の代表、イクラの中のイクラを求めて、築地市場に参りました。寿司や「どんぶり」でも人気の高い「しょうゆいくら」ですが、意外なことに歴史が浅いんだそうです。かつては「塩いくら」が中心だった、と伺いました。いよいよ、究極のイクラ、宝石のようなイクラと対面いたしますよ。

頂戴したイクラは、知床半島・士別(しべつ)で加工されたものなんですね。漁場は、加工場所のある士別の目の前。生きているうちに醤油づけにするため、生臭さは一切なし。イクラ加工は鮮度がいのち…良〜くわかりました。それにしても、弾力があって、中はジューシーという北は知床のイクラ、まことに絶品でございました。母なる川、母川(ぼせん)を目指すサケには申し訳ないんですが、天の恵みを有難く頂戴しました。それにしても、洋にも和にも合い、少しでも豪華な雰囲気を作り出してくれるイクラ、なかなかに存在感のある役者でございます。



10月6日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「アジの干物」をご紹介します。

周りを海に囲まれている日本、古くから海の恵みを受けていました。今日の食材、干物は、何と縄文時代からあったようなんですね。ちょっと加工をするだけで、栄養分も多くなり、日持ちもしましたから、昔の人の知恵には驚かされます。果たして、最高級のアジの干物とは、どんな味なんでしょうか?

対馬近海で獲れたアジを静岡県沼津に運んで加工するんですが、実は、アジの開き方に熟練の手作業ならではのコツがあるんですね。山崎さんがおっしゃっていたことですが、干物は、ハシでなくては身をほぐせないんだそうです。干物を食べれば食べるほど、ハシ遣いもうまくなる…と教えていただきました。

そうそう、良い干物の見分け方のワンポイントアドバイス。全体がこんもりとしていて、丸いのがおいしいそうです。焼き方にもコツがあるそうです。身のほうを七分、皮の方は軽くあぶる程度で良いそうです。焼く前に、水分をよくふき取る。それから、遠火の強火。これがベストのようですね。塩が強いようであれば、大根おろしを添えてどうぞ。おいしいおいしい、アジの干物でした。



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