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PART1 くにまる東京歴史探訪
ONAIR REPORT
2月18日(月)〜2月22日(金)
今週は、 スペシャルウィーク特別企画 「帰ってきた邦丸黄門! 風雲・昼神温泉」をご紹介します。

スペシャルウィークの今週、半年ぶりにあの男が帰ってきた!おなじみ「くにまる黄門」久々の復活、今回はおなじみ、美人の湯・昼神温泉を三たび訪れます。ごゆっくりお楽しみください!

2月18日(月)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
初日の今日は、「鶴巻荘の巻」をご紹介します。
あのヤマトタケルノミコトがこの地を通りかかったとき、山の神様が真っ白い鹿に形を変えて立ちはだかった。そこで、ミコトは口に噛んでいたヒルという草、ニラに似たネギの仲間で、非常に精がつくといわれる野草、つまりニンニクを鹿に投げつけました。
すると、山の神は恐れをなして退散してしまったんですね。で、ここから、「ヒル」と「神様」を合わせて、「昼神」と呼ばれるようになった…という、古い伝説の地、昼神温泉。
今回は私、くにまる黄門が、一番弟子の助さん、ヒルトンと共に三度目の訪問となりました。春・四月になれば、温泉いっぱいに花桃が咲き乱れ、文字通りの「桃源郷」となるここ昼神温泉ですが、二月はまだまだ冬の真っ最中。しかしその寒い分だけ、温泉の味わいもまた格別です。初日にお邪魔するのは公営の保養施設「鶴巻荘」、ヒザや関節に優しい畳敷きの「お座敷風呂」が名物のお宿です。統括主任の原直樹さんにお話を伺いました。
ゆったり、のんびりくつろげる保養施設、鶴巻荘。従業員の皆さんも、全員親切で、ほっとする宿。もちろんお湯は昼神ならではのツルツル美人の湯で、これから続く旅への期待が、いやが上にも高まる極上のお宿でございました。

2月19日(火)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「ホテルはなやの巻」をご紹介します。
日本アルプスのフトコロに抱かれた昼神温泉。美しい阿智川の清流に沿って開けた温泉地ですが、そのキュートな温泉場の景色を一望できるのが、高台に立つこの「ホテルはなや」。有名人もお忍びで訪れるという、くつろぎの宿です。こちらの売り物は、何といっても、長野県で一番、全国でも有数の広さという貸切の露天つき家族風呂。専務取締役支配人の、富村純さんにお付き合い頂きました。
さりげない豪華さが魅力の「ホテルはなや」。ゆったりとしたロビー、吹き抜けの空間も魅力的で、もう一泊、いえ、二泊でも三泊でもしたくなる、素敵なお宿でございました。

2月20日(水)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「万葉茶寮 みさかの巻」をご紹介します。
孝元天皇の御代…と申しますから、  西暦で言えば紀元前二百年ごろ、今からおよそ……二千二百年ほど前になりますでしょうか。アメノヤココロオモイカネノミコトという、長い名前の神様が、ここ昼神の地に降り立ちました。この方、とても知恵深い神様でいらっしゃいまして、たわわに実る稲穂を手にして、その間隔が一定なのに気づき、「ものさし」の元になるものをこしらえたという方。そこから大工さんたちが、この神様を祀るようになり、今でも棟上げの時には建築土木の守護神として長野から北関東、東北にかけて幅広い信仰を集めています。そのアメノヤココロオモイカネノミコトを中心におまつりしてあるのが、昼神の由緒ある「阿智神社」、その参道のすぐ脇にあるのが、本日ご紹介の宿、「万葉茶寮 みさか」です。気さくなご主人、トオヤマ・ノリオさんにお付き合い頂きました。
こちらの魅力はなんといってもご主人、女将さんのお人柄。ご主人自ら「かわった客が多い」そして「一人旅も大歓迎です」というフトコロの深い宿。ぜひ一度、のんびり旅してみたい、そんな気持ちにさせられるお宿でございました。

2月21日(木)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
今日は、「癒楽の宿・清風苑の巻」をご紹介します。
今回の昼神温泉の旅で、お邪魔する宿、すべての門前に鎮座ましまして、我々一行をお迎えくださったのが、藁でできた「湯屋守様」という、神様の化身。
昼神の神様たちは、十二月から三月二日までお休みをとって、美人の湯にの〜んびりとつかるんだそうです。実に、うらやましい勤務シフトでございます。本日の宿、「癒楽の宿 清風苑」の門前にも、もちろん、でっかい「湯屋守様」がいらっしゃいました。ロビーに小川が流れ鯉が泳ぐ風流な旅館、清風苑で「砂塩風呂」を満喫したあと、伊壷弘一さんにお話を伺いました。
「世間とかけ離れた空間を作りたかった」とおっしゃる伊壷さんの言葉通り、入った瞬間にすべてを忘れてしまうような安らぎの空間が広がる「砂塩風呂」。こちら、オプション料金がかかりますが、ぜひご体験いただきたい。もちろん、通常の温泉歯も美人の湯100%。こちらも、の〜んびり、くつろげます。

2月22日(金)放送分 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
最終日の今日は、「阿智川の巻」をご紹介します。
昼神温泉は、かつて伊那谷第一の名湯といわれましたが、土砂崩れなどにより、長い間温泉は姿を消していました。再び、温泉の里として脚光を浴びるようになったのは、1973年(昭和四十八年)のこと。当時の国鉄が、飯田と中津川を結ぶ「中津川線」という新線の建設を着手し、ここ昼神でトンネルを掘ったところ、その工事現場からお湯がこんこんと湧き出てきたのです。残念ながら、「中津川線」は、資金難や、中央自動車道の開通などによって、計画が頓挫してしまいましたが、その副産物としての温泉街は立派に育ち、今日(こんにち)の「美人の湯 昼神温泉郷」が生まれた、と、こういうわけでございます。その由緒ある源泉のトンネルに連なる「洞窟風呂」があるのが、本日お邪魔した、広大な露天風呂が売り物の「阿智川」。吉沢賢治専務に、お付き合いいただきました。
温泉が復活して2年後の昭和五十年にオープンしたという、昼神温泉でも一番の老舗。広いロビーから見渡せる庭の景色も素晴らしく、温泉旅館気分を満喫させていただきました。チェックアウトした我々一行は、この後、極上のソバに舌鼓を打ち、後ろ髪を引かれながら、昼神の地を後にしたのでございます。

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